ペナントレース開幕!中日ドラゴンズ戦力分析〜野球太郎推奨のスタメンはこれだ!
特別な補強なく打力不足。投打とも世代交代なるか
チームバランス
谷繁元信プレーイングマネージャーで心機一転の昨季も4位。チーム防御率リーグ2位の投手陣で山井大介が最多勝に輝いたが、規定投球回到達はこの山井と大野雄大のみ。福谷浩司と又吉克樹の奮投が目立った救援陣に比べ、先発陣は駒不足に苦しんだ。オフには二人の新外国人を獲り、ドラフトでも即戦力級の野村亮介を獲ったが、一気の好転は難しいだろう。
まして山井は37歳で、川上憲伸・40歳、岩瀬仁紀・41歳。50歳の山本昌は“特例”として、高齢化が深刻なのは野手も同様だ。なにしろ45歳の谷繁を筆頭に、和田一浩・43歳、小笠原道大・42歳、荒木雅博・38歳、そして森野将彦・37歳。主力メンバーに限れば、20代は平田良介だけなのだ。
確かに、思うように若手が伸びていないという面はあるだろう。しかし、思い切って切り替えないと伸びるものも伸びない、ということもある。とりわけ、打力で期待されている高橋周平、古本武尊、松井佑介は、我慢して使うだけの価値はあるはず。即戦力級の新人も含め、起用法に注目したい。
投手力と守備力
復活を目指す吉見一起が、1軍キャンプで始動。順調なら先発陣の軸になり、二番手以降は大野、山井、朝倉健太、雄太と続き、若手の濱田達郎も候補に挙がる。
救援陣は抑えが問題。昨夏に左ヒジ故障で離脱した岩瀬は、球のキレがどこまで戻るか。難しいなら抑えは福谷、セットアッパーは又吉で勝ちパターンを作りたい。
さらに問題は、監督・谷繁にまだ頼っていた捕手。昨季は松井雅人が二番手だったが、今季はメインにしないといけないだろう。
内野は遊撃が不安定で、二塁も荒木の高齢化が心配。外野はレフトだけ穴だが、高齢の和田に代わる若い力の台頭が切望される。
攻撃力
昨季のチーム打率はリーグ4位で得点は5位。本塁打はワーストで破壊力もない打線だった。新外国人のナニータは未知数で、伸びた若手もいない。基本的に、昨年と変わらない打線になるだろう。
そのなかで、いい意味で変わってほしいのが平田だ。4年連続で2ケタ本塁打を記録中だが、昨季は11本で過去最高は2013年の15本。今季は不動の4番として20本以上を打てるようだと、中日打線の印象も好転する。
中軸はこの平田の前後を3番・ルナ、5番・森野が担い、1、2番コンビは大島洋平、荒木となる。上位打線の質は悪くないので、下位の6番、7番に高橋周はじめ期待の若手を据えたい。谷繁監督の選手起用に注目しよう。
◎野球太郎推奨打線はこれだ!
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