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両打ち打者で歴代ナンバーワン!松井稼頭央が打ち立てた金字塔

楽天の松井稼頭央が、8月19日に西武プリンスドームで行われた西武戦でレフト前ヒットを記録。これで日本での通算安打数は2019本となり、スイッチヒッターとして柴田勲(2018本)を抜き歴代トップに立った。


松井はPL学園高校出身で、1993年オフのドラフトで西武から3位指名を受け入団。高校時代はピッチャーだったが、プロでは野手に転向し、1995年からは一軍に定着、俊足、強打の内野手として着実にキャリアを積み上げた。
松井稼頭央の記録の凄さ

2004年から10年までの7年間はメジャー・リーグでプレー。安打数という積み上げ型の記録で、20代後半から30代前半の最も心身ともに充実する時期をカウントせずにこの数字だから、そのすごさがより際立つ。現役唯一のトリプルスリー(2002年に打率.332、36本塁打、33盗塁)達成者でもある。

他にも、松井稼頭央は日本プロ野球の打撃部門において、日本でプレーする現役選手の中では最多となる記録を2種類保持している。それが二塁打数と三塁打数だ。

二塁打は、8月20日時点でちょうど400本。現役最多で歴代では12位となる。1位はPL学園の先輩の立浪和義で487本。松井が日本球界に復帰した2011年から2014年までの年間二塁打数は34、22、26、32本で、今年はここまで15本。ケガさえなければ25本前後はまだまだ期待できるだろう。そうなると、3〜4年後には歴代最高記録を塗り替える可能性がある。立浪先輩も、後輩に抜かれるなら納得かもしれない。

年齢との戦いにも注目


三塁打は、同じく8月20日までで63本を記録。これは、歴代17位タイで、1位は福本豊の115本。二塁打と違ってそう多く記録できるものではないが、その分、順位は上がりやすい。とはいえ、今年の三塁打は1本のみ。さすがに「世界の福本越え」までは難しそうだ。

10月23日には40歳に達する松井。ここからは年齢との戦いもポイントになってくる。誰もが認める身体能力の高さをどこまでキープできるか。さらなる活躍を期待したい。

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