WS初出場のベテランのプレーを見逃すな!…カルロス・ベルトラン(セントルイス・カーディナルス)/第53回
メジャーリーグの2013シーズン・ワールドシリーズは、セントルイス・カーディナルス(ナ・リーグ)とボストン・レッドソックス(ア・リーグ)が“世界一”の座をかけて、争っています。
それぞれのリーグを代表する2チームのプレイヤーのなかで、特に注目しているのは、カーディナルスの主軸を担うベルトラン選手です。
ベルトラン選手は、プエルトリコ出身の36歳。1998年にメジャーデビューして以来、走攻守においてに高いレベルで活躍し続けているオールラウンドプレイヤーです。
新人王を受賞し、キャリアのスタートとなったカンザスシティ・ロイヤルズ在籍時に、ボールパークでベルトラン選手を観る機会が多くありました。
センターの守備では、外野手の間を抜けるような打球にも軽々追いつき、塁にでれば抜群のスピードで盗塁、打っては左右両打席で美しいスイングでアーチをかける……。
とにかく観ているファンを楽しませてくれるプレイヤーでした。
MLB史上唯一、スイッチヒッターで
【300本塁打&300盗塁】という大記録を達成しています。
そんなベルトラン選手は、これまでポストシーズンで素晴らしい活躍をしています。通算16本の本塁打はメジャートップの記録です。
しかし、ワールドシリーズ出場はキャリア16年で初。大舞台での強さを発揮する場面が観られるのかどうか。ベルトラン選手のプレーと、世界一の座にはどちらのチームが輝くのか、目が離せません。
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絵と文=横山英史(よこやま・ひでし) /野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描た作品なども制作。1980年生まれ。
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