1着:(11)サトノダイヤモンド
2着:(1)キタサンブラック
3着:(2)ゴールドアクター
1着:(11)サトノダイヤモンド
◎大谷翔平(日本ハム)
◎藤浪晋太郎(阪神)≪11→1/2/6/8/16≫ 3連単軸一頭マルチ
△中崎翔太(広島)≪11→2/6/10/14/16≫ 3連複軸一頭マルチ
△赤星憲広(阪神OB)≪本命的中≫
菊花賞を制し、勢いそのままに有馬記念を制したサトノダイヤモンド。3歳の若さ、55キロの負担を生かして古馬を負かしたが、そのサトノダイヤモンドをメディアで推した現役選手は3名。大谷翔平(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)、中崎翔太(広島)の今をときめく若手勢だった。
大谷は自身の背番号「11」にちなんだ予想。本人は生真面目な性格なので「買わない」と宣言していたが、実にもったいない……!
3連単をズバリと当てたのは藤浪。サトノダイヤモンドの安定感を信頼し、マルチで的中。11番の2着、3着の目も合わせて60点勝負だったため、この通りに買っていれば、勝負に勝って配当で負けた状況だが、的中は的中。えらい!
惜しかったのは中崎。KTV(関西テレビ)の競馬番組『うまンCHU』にゲスト出演し、「クリスマスは3歳馬がよく絡む」とサトノダイヤモンドを軸に選んだが、相手選びに失敗。
来季年俸8500万円(推定)から「しっかり当てて1億円プレーヤーになりたい」と意気込んでおり、予想通りの買い目で大きい額をぶち込んだのではないかと心配させられる……。負けていたとしたら、その分、来季もしっかりと働くしかない。
阪神OBの赤星憲広氏は当日のスポニチ裏一面でドーンと11番を本命予想。結果こそ◎→△→▲で払い戻しに至ったかは定かでないが、2015年の中穴・ゴールドアクター的中に続いて、今年も◎を当ててみせた。評論家としてもキャンプで◎を見つけること間違いなし!
(1)キタサンブラック
つば九郎(ヤクルト)≪1→2/8/9/6、3連単軸一頭マルチ≫
山本昌(中日OB)
三浦大輔(中日)≪1/6→1/6→2/11/13/14/16≫
田中将大(ヤンキース)≪1→11/8/4/6→2/4/6/8/11/13/14/16≫
松田宣浩(ソフトバンク)≪◎=1、○=3、▲=8≫
(2)ゴールドアクター
梅野隆太郎(阪神)≪単勝≫
ドアラ(中日)≪馬単2→1/9/4≫
オッズとともにプロ野球関係者の1番人気だったのは、やはり1番・キタサンブラック。当日のプレゼンターを務め、公開枠順抽選会では自身の手で絶好の1枠1番に導いた「マー君」こと田中将大(ヤンキース)もキタサンブラックを推したが、結果はクビの差の2着で裏目だった。
梅野隆太郎(阪神)、ドアラは今年の漢字一字「金」の世相馬券で勝負したが、頭はやや欲が出すぎたか。
(6)サウンズオブアース
角中勝也(ロッテ)≪馬単6→1≫
※自身の旧背番号から予想
(8)ミッキークイーン
大隣憲司(ソフトバンク)≪馬連8-16≫
(9)ヒットザターゲット
清田育宏(ロッテ)≪単勝≫
※2016年の与死球「9」から予想
(14)シュヴァルグラン
高橋由伸監督(巨人)≪馬連1‐14、11‐14≫
福田永将(中日)
狩野恵輔(阪神)
4番・ヤマカツエース
8番・ミッキークイーン
11番・サトノダイヤモンド
(3連複4‐8‐11点/ “エース”“クイーン”“ダイヤモンド”のトランプ馬券)
そのほか、惨敗の面々はこちら。高橋由伸巨人監督は「競馬は素人」と名言しながらも14番・シュヴァルグランの馬主が佐々木主浩氏という縁で軸に選出した。
DeNAファンを中心にシュヴァルグランに飛びついた人も多かったようだが、結果は6着。3〜4コーナーで怒涛のまくりを見せたが、最後の最後で及ばず。1-14のワイドで勝負していた筆者も泣く羽目になった……! 来年こそはDeNAとともに下剋上を果たしてほしい。
結局、プロ野球にちなんだ当たり馬券の「サイン」は大谷【11】、一番【1】、二刀流【2】といったところか……。
また、多くのカープファンがカープ「25」年ぶり優勝、新井貴浩の背番号「25」をサインと読んで、「2‐5」絡みで爆死を遂げたらしい。
来年こそはわかりやすい「プロ野球サイン馬券」を……と願うファンも多いはずだ。
それはともかく、大谷と藤浪はやはり馬券でも大物ぶりを発揮。彼らの来季の活躍から目が離せない!
文=落合初春(おちあい・もとはる)