【1位】
1億2000万円
金本知憲監督(阪神)
【2位】
1億円
高橋由伸監督(巨人)
谷繁元信監督(中日)
工藤公康監督(ソフトバンク)
梨田昌孝監督(楽天)
【6位】
8000万円
伊東勤監督(ロッテ)
【7位】
7000万円
真中満監督(ヤクルト)
緒方孝市監督(広島)
ラミレス監督(DeNA)
栗山英樹監督(日本ハム)
【11位】
5000万円
田邊徳雄監督(西武)
福良淳一監督(オリックス)
2016年、日本球界で最も高額年俸だった監督は阪神・金本知憲監督だ。ファンからも待望論が出ており、「超変革」に乗り出した今季だったが、やや空回り。最後の最後に7連勝でシーズンを締めたが、初年度は4位に終わった。
岡田彰布監督、真弓明信監督、和田豊監督と近年の阪神監督の推定年俸は8000万円。つまり、150パーセント増の大盤振る舞いで迎えられたわけだ。契約期間は3年。このままでは終われない。
巨人・高橋由伸監督の年俸は1億円といわれている。しかし、選手時代の昨季の年俸は1億5000万円。チームの頭を任されたにも関わらず、大幅な減俸になるという選手と監督の年俸差が顕著に現れるケースとなった。
同じく1億円勢では中日・谷繁元信監督もいたが、こちらは成績不振で休養(解任)。森繁和ヘッドコーチが監督代行に就任し、監督昇格が決まった。
1軍コーチの平均的な年俸は1000万円前後と言われている。森監督は以前、「実は普通の2倍ぐらいもらっている」と語っており、これまでの実績を含めて、推定年俸は2000から3000万円とみられる。しかし、来季は監督昇格で大幅な年俸アップが確実だ。
ストレスからかなりの確率で胃を壊すため、胃薬が必須とも言われる監督業。選手の年俸は上がり続けているが、“船長”たちの年俸にも注目したい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)