浪商高校時代に甲子園に3度出場し、黄金バッテリーとうたわれた牛島和彦と香川伸行。1979(昭和54)年秋のドラフトでは、牛島が中日の1位、香川が南海の2位と、両者とも高評価でプロ入りを果たしていた。そんなふたりの初対決が1980(昭和50)年3月12日、ナゴヤ球場でのオープン戦で実現した。結果は2球目を打ち上げてライトフライ。ファンも固唾を呑んで見守った勝負は、投手の牛島に軍配が上がっただった。