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開幕まで待ったなし! 開幕スタメンに名を連ねるか、監督の決断を待つ選手たちに注目!!

 もういくつ寝ると開幕戦。

 いよいよ開幕日までのカウントダウンが始まった。各球団のオーダーには主力が名を連ね、最終調整に入ったかに見えるが、思わぬアクシデントが起こるのもまた野球。

 そこで今回は、最後の最後で開幕スタメンの切符を受け取りそうな選手をピックアップしてみた。

中日ドラゴンズ


7番・サード:高橋周平

 いよいよ、期待され続けていた男が開幕スタメンを勝ち取るか。21日に行われたオープン戦最終戦にも7番・サードで出場した高橋周平。プロ入り5年目を迎えた今季、ようやく開幕スタメンが手に届くところまでやってきた。


 しかし、オープン戦の打率は2割を割るなど、結果を出したかどうかでいえばまだまだの高橋。サードは森野将彦との争いになるか? との見方が一般的だが、その森野も打撃不振に陥っているのが現状だ。

 ただし押し出された形でも、開幕スタメンに名を連ねれば、それは一生モノの記録になる。打棒爆発するのは、シーズンインしてからでも遅くはないはずだ。


埼玉西武ライオンズ


7番・ライト:坂田遼

 3月13日のオリックス戦で、森友哉がデッドボールを受けて途中交代。病院での検査の結果、打撲と発表された。欠場や代走での出場が続いていることから、開幕スタメンへ黄信号が点っている状態。

 そんなチームのピンチを救いそうなのが、今、ノリに乗っている男・坂田遼だ。

 2013年にブレイクしたかに見えたが、盗塁の際に左肩を脱臼。それ以降、なかなか浮上できなかったが、今年に入り打率4割と、好調をキープしてオープン戦を終えた。

 田辺徳雄監督も「ケガさえなければ……」とコメントしているだけに、開幕スタメンに名を連ねていても、なんら不思議はない。

楽天ゴールデンイーグルス


6番・ショート:茂木栄五郎

 オコエフィーバーに沸く楽天だが、気になるのはFAで加入した今江敏晃の回復状況。15日の西武戦、16日のオリックス戦に5番DHで出場したが、6打数0安打と周囲を安心させることができなった。

 しかし、この不安材料を埋めてくれそうな救世主が現れた。昨年のドラフト3位で入団した茂木栄五郎である。


 先のオリックス戦ではショートでの出場だったが、44年ぶりとなるルーキーのオープン戦2打席連続ホームランを打つなど爆発。一躍、開幕スタメン候補に名乗りを上げた。

 若手の勢いに掛けるか、実績と経験のベテランに任せるか。梨田昌孝監督の決断やいかに。


 監督としては主力が平穏に開幕スタメンを迎えてくれれば、これ以上のことはないはず。しかし人間が行っている以上、不確定要素は尽きない。しかしそれこそが、野球を筋書きのないドラマに仕立て上げ、ロマンを感じさせてくれているのだろう。

 そして今週末にはすべての答えが出ていることになる。ここまでの4回で紹介した選手がどうなっているのか。25日の夕方まで、ワクワクが止まらない!

文=森田真悟(もりた・しんご)

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