今大会には日本、韓国、チャイニーズ・タイペイが参加。「24歳以下orプロ3年目以内」という出場資格が設定されていて、そこにオーバーエイジ枠3人が加わるというスタイルだ。選出メンバーは、以下の通り。
■投手
13 山岡泰輔(オリックス)
16 又吉克樹(中日)☆
18 多和田真三郎(西武)
19 山崎康晃(DeNA)
20 近藤大亮(オリックス)
21 今永昇太(DeNA)
23 薮田和樹(広島)
25 平井克典(西武)
30 石崎剛(阪神)
34 堀瑞輝(日本ハム)
90 田口麗斗(巨人)
■捕手
10 近藤健介(日本ハム)
22 田村龍弘(ロッテ)
52 宇佐見真吾(巨人)
62 甲斐拓也(ソフトバンク)☆
■内野手
1 京田陽太(中日)
6 源田壮亮(西武)
7 外崎修汰(西武)
8 中村奨吾(ロッテ)
12 松本剛(日本ハム)
33 山川穂高(西武)☆
63 西川龍馬(広島)
■外野手
9 オコエ瑠偉(楽天)
37 桑原将志(DeNA)
51 上林誠知(ソフトバンク)
(☆=オーバーエイジ枠、名前の前の数字は背番号)
■首脳陣
監督:稲葉篤紀
ヘッド兼打撃コーチ:金子誠
投手コーチ:建山義紀
バッテリーコーチ:村田善則
内野守備・走塁コーチ:井端弘和
外野守備・走塁コーチ:清水雅治
外野手が3人と少ないが、内野手枠の外崎修汰(西武)や松本剛(日本ハム)、捕手枠の近藤健介(日本ハム)といったところは、外野の経験も豊富。状況に応じてやりくりしていくことになりそうだ。
オーバーエイジ枠の3人はもちろん、薮田和樹(広島)、田口麗斗(巨人)、源田壮亮(西武)、京田陽太(中日)、山崎康晃(DeNA)ら、所属チームの主力として活躍を見せた選手も少なくない。それに加えて、プロになって日の丸を背負うのは初めてでも、アマチュア時代に国際大会を経験している選手もかなりいる。臆することなく試合に入っていけるのではないか。
そこで、独断でオーダーを予想してみたい。
■独断による予想オーダー
1(中堅):オコエ瑠偉
2(遊撃):源田壮亮
3(右翼):上林誠知
4(一塁):山川穂高
5(DH):近藤健介
6(二塁):西川龍馬
7(左翼):桑原将志
8(捕手):甲斐拓也
9(三塁):中村奨吾
先発:薮田和樹
会場は全試合東京ドームで、総当りの予選を経て、成績上位2チームで決勝を戦う。日程は以下の通り。
■予選
11月16日(木)19時〜
日本 対 韓国
11月17日(金)19時〜
韓国 対 チャイニーズ・タイペイ
11月18日(土)18時30分〜
チャイニーズ・タイペイ 対 日本
■決勝
11月19日(日)
予選1位×予選2位
大会に向けて、チームのバックアップ体制も着々と整えられている。
まずは、指揮官としての実戦経験に乏しい稲葉篤紀監督のために、宮崎で行われているフェニックス・リーグにおいて、古巣・日本ハムが予行演習の場を用意。日本ハムの監督として、10月25日の広島戦(日南市天福球場)と26日の四国アイランドリーグplus選抜戦(アイビースタジアム)の2試合で、監督として采配をふるう。
しかも、同じく日本ハムのOBである金子誠コーチ、建山義紀コーチもベンチ入りし、ユニフォームは侍ジャパンのものを着用するという。稲葉監督の気持ちも、グッと上がってくるに違いない。
さらに、代表選手を招集し、11月9日から16日にかけて宮崎県内で強化合宿を行う。ここで、首脳陣とメンバーのコミュニケーションを深め、チームとしての結束を強めていきたいところ。
そして仕上げとして、宮崎の清武総合運動公園SOKKENNスタジアムにて、11月12日に日本ハム、13日には西武を相手に練習試合を行う。ここはもう、選手の状態も含めた最終確認の場となる。
果たして、稲葉ジャパンはどういったパフォーマンスを見せてくれるのか!? 日本シリーズが終わって「野球ロス」となる時期のファンにとって、大きな楽しみとなる大会となりそうだ。
文=藤山剣(ふじやま・けん)