週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

これが来季のマリンガン打線だ! 2016年、千葉ロッテマリーンズの開幕オーダー妄想

 今江敏晃、クルーズというレギュラークラスの選手が退団し、ポッカリと穴が空いてしまったロッテの内野陣。この穴を埋めるのは、決して容易なことではない。

 しかし、その期待をかけたいのが、今年と昨年のドラフト1位選手だ。

 今季、主にセカンドとサードで111試合に出場した中村奨吾。そしてU-18でも主力を張った超高校級遊撃手・平沢大河。

 まだまだ未知数な部分が多いが、将来性に賭けてみたくなる2人の若武者。ぜひ開幕戦からその姿を見てみたいと思い、オーダーを妄想してみた。


1番 中 荻野貴司
2番 左 角中勝也
3番 右 清田育宏
4番 指 デスパイネ
5番 一 井口資仁(福浦和也)
6番 三 鈴木大地
7番 二 中村奨吾
8番 捕 田村龍弘
9番 遊 平沢大河


実力派の中堅が占める上位打線


 1番荻野、2番角中、3番清田。

 打撃力、走力を踏まえて上位打線に置きたいのが、この外野手トリオ。昨季も同時出場はあったが、角中の故障により6試合にとどまった。

 荻野も故障がちだが、開幕から揃い踏みとなれば他球団の脅威になるだろう。

 4番は引き続きデスパイネ、5番は相手投手次第で井口と福浦を併用したい。


鴎の未来を担う若武者下位打線


 6番には、キャプテンを務める鈴木を置きたい。今江退団で空いたサードにコンバートさせた上で、プロ入り前から定評のあるバッティングにより集中させたい。

 今江も実力は折り紙つきだったが、いかんせん故障がちで計算しにくい部分があった。鈴木はルーキーイヤー以外ほぼフル出場を果たしているので、ハマればしばらくロッテのサードは安泰となる。

 7番は中村。昨季一番多かったのはサードとしての出場だが、チーム事情も踏まえて、その次に多かったセカンドとして花開くことを期待。ルーキーながら100試合以上出場したことが、糧になっていることを願う。


 8番は、昨季100試合以上でマスクをかぶった田村。プロ入り初本塁打も放つなど、上向きつつある打撃で、里崎二世を目指してほしい。

 そして9番は、ゴールデンルーキー・平沢。走攻守揃った超高校級プレイヤーを、早速ショートで使いたい。日本代表でも木製バットでヒットを放っているだけに、打撃の期待値は高い。9番は打順の一番最後でもあるが、1番につなぐ重要な役割でもある。


上位と下位で10歳も離れる平均年齢


 上位と下位打線を平均年齢で見ると…

1〜5番:32.4歳
6〜9番:22.75歳

 実に10歳も差がついているが、計算できるベテラン・中堅に生きのいい若手が組み合わされる打線は、「勝利」と「育成」を兼ねたワクワクするものになるだろう。

 上位打者の姿を見て経験を積んだ若手が、次世代のロッテ打線へつなげる。

 これが2016年式・マリンガン打線だ!


文=森田真悟(もりた・しんご)

記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方