1(右翼):荻野貴司
2(遊撃):藤岡裕大
3(左翼):角中勝也
4(DH):ペーニャ
5(一塁):ドミンゲス
6(三塁):鈴木大地
7(二塁):中村奨吾
8(捕手):田村龍弘
9(中堅):加藤翔平
就任早々、井口資仁監督が打ち出したのは機動力野球。120盗塁と具体的な目標を掲げたが、俊足かどうかは別として盗塁上手のメンバーはあまりいない。昨季のチームトップは荻野貴司で26盗塁。続いて中村奨吾が11盗塁だ。
後半戦は加藤翔平が打撃で勢いを見せる時期もあったが、粗さは否めない。ここは後半戦に安定した結果を残した荻野貴司のフル出場に期待したい。しかし、これまでの8年間は毎年ケガに悩まされ、規定打席到達なし。32歳で迎える今季はやるしかない。
2番は期待を込めてルーキーの藤岡裕大。走攻守三拍子揃った遊撃手で、いきなりのレギュラーを期待できるポテンシャルの持ち主。思い切った2番起用でパンチ力も生きる。足も速く15盗塁は狙えるだろう。
ただ、荻野貴司が35盗塁、藤岡裕大が15盗塁として、あと70盗塁をどこから捻出するのか。現時点ではナゾだ……。
ペーニャは残留が基本線だが、まだ交渉中。スタンリッジが電撃退団しただけに少し不安も残る。仮に退団が決まれば緊急補強になるだろう。中軸は助っ人次第。ドミンゲスの成功を祈るしかない。
1(右翼):荻野貴司
2(左翼):角中勝也
3(三塁):鈴木大地
4(DH):ペーニャ
5(一塁):ドミンゲス
6(二塁):中村奨吾
7(遊撃):藤岡裕大
8(捕手):田村龍弘
9(中堅):加藤翔平
2番・角中勝也の軸も一考してみた。角中は常々、2番志望を明言しているが、チーム事情から3番や5番を任されている。鈴木大地、中村奨吾にひと伸びあれば、2番・角中も可能だろう。
ただし、助っ人の奮起も必須。現実的にはここがマックス値。一人ひとりが数字を伸ばすしかない。
文=落合初春(おちあい・もとはる)