【在籍年数】10年目
【2016年成績】
27試合:8勝8敗/投球回162回/99奪三振/防御率3.56
【NPB通算成績】
195試合:71勝62敗/投球回1133.2/792奪三振/防御率3.24
2007年にソフトバンクに入団し、以後、阪神→ソフトバンク→ロッテで先発を担うスタンリッジはなんと10年目のシーズンに突入。
阪神1年目の2010年以降、20試合の先発を果たせなかったシーズンはなく、防御率は悪くても3点台。無冠ではあるが、「計算できる投手」とはまさにスタンリッジのことだ。
そんな鉄腕も昨季終了時には「引退も考えている」と弱気だったが、古巣・ソフトバンクを倒したいと1年の契約延長にサイン。大ベテランの域に入っているが、ロッテ投手陣を支える屋台骨となる。
【在籍年数】8年目
【2016年成績】
28試合:12勝11敗/投球回185.1/177奪三振/防御率3.01
【NPB通算成績】
199試合:73勝65敗/投球回1210.2/1116奪三振/防御率3.05
ブランコ(前オリックス)の退団により、メッセンジャーが2位に浮上。今年で8年目となり、阪神の歴代助っ人ナンバーワンの在籍期間となる。
思い返せば、2010年の来日時にはリリーフとして起用され、いきなり炎上を繰り返した。しかし、2軍降格後に先発に挑戦し、気がつけば阪神の実質的エースに登り詰めた。
ラーメン通としても知られ、ポッコリとお腹が出ていたが、今年は10キロ以上絞ったスリムな姿でキャンプイン。やる気がみなぎっている。
【在籍年数】8年目
【2016年成績】
4試合:4勝0敗/投球回23.2/8奪三振/防御率3.04
【NPB通算成績】
130試合:42勝32敗/3セーブ/投球回571.1/300奪三振/防御率3.21
2010年に日本ハムに入団し、2011年と2012年には2ケタ勝利を挙げるなど活躍。2014年から2年間のソフトバンク時代にはトミー・ジョン手術で長期離脱たこともあり印象が薄いものの、ウルフも8年目の古参。
2016年の春先は無所属の浪人生活だったが、夏場に助っ人投手陣が撃沈した西武からオファー。いきなり4連勝を果たして復活をアピールした。今季も日本ハム時代のような活躍に期待したい。
【在籍年数】7年目
【2016年成績】
64試合:0勝7敗/43セーブ/投球回62.1/73奪三振/防御率1.88
【NPB通算成績】
355試合:24勝18敗/175セーブ/投球回363.1/463奪三振/防御率1.64
2011年に広島に入団したサファテも早くも7年目。ここ3年間はソフトバンクの不動の守護神として鎮座し、NPB通算175セーブに到達。名球界入りの条件である250セーブも夢じゃない位置につけている。
昨季は同点のシーンで勝ち越し打を許すシーンが目立ったが、今年はここぞの場面でも抑えきってほしい。
【在籍年数】7年目
【2016年成績】
132試合:打率.269/31本塁打/96打点/0盗塁
【NPB通算成績】
635試合:打率.277/185本塁打/459打点/6盗塁
去就が注目を集めていたバレンティンも契約更新で7年目に突入。2015年はケガでほとんど出場できなかったが、昨季は31本塁打をかっ飛ばし、復活の狼煙をモクモクと上げた。
今年は2月1日からキャンプに合流し、早くもフリー打撃で快音連発。WBCではオランダ代表に選出されており、侍ジャパンのメンバーとともに春先から注目していきたい。
【在籍年数】7年目
【2016年成績】
7試合:1勝1敗/投球回24.2/23奪三振/防御率4.01
【NPB通算成績】
22試合:6勝5敗/投球回88.1/73奪三振/防御率3.67
意外にも古参助っ人の域に入るのがロッテの左腕・チェン。2011年に横浜に入団し、育成選手も経験しながら日本球界を生き抜いてきた。WBCにはチャイニーズ・タイペイ代表として出場予定。飛躍のきっかけにしたいところだ。
なお、上記の助っ人選手に続く在籍6年目の選手はエルドレッド(広島)とマシソン(巨人)。新外国人選手の活躍も楽しみだが、古参の彼らの奮闘にも期待したい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)