高い勝率と奪三振率を誇った剛球右腕、ペドロ・マルティネスが殿堂入り/第95回
2015年殿堂入りした4人の中から、2人目に描いたのは、ペドロ・マルティネス投手(元レッドソックスほか)です。1990年代後半から、剛速球と制度の高い多彩な変化球を武器に圧倒的な投球で打者を抑えた、突出した力を持つ投手でした。
219勝100敗。サイ・ヤング賞3度の他、投手タイトルを多く獲得し、通産勝率は歴代6位。殿堂には、レッドソックスのキャップでレリーフが飾られることになると思いますが、個人的にはモントリオール・エクスポズ時代、はじめてサイ・ヤング賞を受賞した1997年の印象が強いので、イラストではこのように表現しました。
この1997年には17勝を挙げ、防御率1.90! 奪三振数は305でした。分業制が進んでいるメジャーリーグで13完投を記録しました。弱いチームにあって、勢いよく、向かっていくように躍動する姿は、いまでも目に焼き付いています。
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絵と文=横山 英史(よこやま・ひでし) /1980年生まれ。野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描いた作品なども制作。
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