プロ野球2016 ココが変わってどうなった?【球場&応援編】
ゴールデンウィークも近づき、プロ野球観戦のスケジュールを立てている読者も多いだろう。野球観戦といえば、欠かせないのがスタジアムグルメ。最近は各球場ともファンを離すまいと、工夫を凝らしたメニューを続々開発している。
「ココが変わったプロ野球2016」【球場&応援編】の最終回は、話題のスタジアムグルメに注目。今季から登場した新商品を中心に、筆者が実際に味わったメニューも紹介しよう。
関東に住む筆者が、足繁く通う横浜スタジアム。ひいき目なしで、今季はハマスタのグルメ改革が熱い。今季から新たに3つの目玉商品が登場した。
1つ目はボールパークの定番といえるホットドッグだ。その名も"BAYSTERS DOG"(税込550円)。特筆すべきはなんといってもソーセージだ。腸詰部門世界ランキング3位を誇る日本人・嶋崎洋平氏が手掛ける本格派で、目の前で焼いてくれるのも高ポイント。しかも、パンの硬さもその場で選べるのだ。
続いて神宮球場のスタジアムグルメを紹介しよう。昨シーズン登場した、"山田哲人ハイボール"をご存じだろうか。メロンソーダとウイスキーを使用したハイボールで、今季も引き続き好評発売中だ。
今季はさらに新たなカクテルも加わった。1つ目は"川端慎吾スペシャルカシスオレンジ"略して"KSS"(税込600円)だ。川端自身はお酒が飲めないといい、飲みやすいカシスオレンジにしたのだろうか? ヤクルトの公式ホームページを見ると「グローブとバットの色をイメージして、カシスオレンジにした」と書いてある。やや強引な理由のような気もするが、まずは球場へ行ったら自らの舌で味を確かめて欲しい。
最後は東京ドームから。長野久義(巨人)は子どもの頃、パン屋さんになりたかったといい、好物は今でもパンだという。そんな長野の夢がちょっとだけ叶った。なんと、今季から東京ドームでは"長野久義のHave パン Have fun"(税込980円)というサンドイッチが定番商品として発売決定。ボリュームのあるサンドイッチはネーミング、具材まで全て長野がプロデュース。片手で食べられるのも野球観戦にぴったりだ。
スタジアムを訪れるファンに、食の楽しみで"おもてなし"することも、立派なファンサービスのひとつ。これからもスタジアムと球団が、さらなる食の充実を目指していただきたい。
文=勝田 聡(かつた さとし)
松坂世代のひとつ上にあたりサッカーの黄金世代となる1979年生まれ東京育ち。プロ野球、MLB、女子プロ野球、独立リーグと幅広く野球を観戦。 様々な野球を年間約50試合現地観戦し写真を撮影する。プロ野球12球団のファンクラブ全てに入会してみたり、発売されている選手名鑑を全て購入してみたりと幅広く活動中。