アストロ
1973年生まれ、徳島県出身。熊本を根城とし、九州全域はもとより中国地区まで渡り歩き有望選手を探す。大学時代は軟式野球部の監督兼選手として全国準V。
1・セパそれぞれの順位予想
【パ・リーグ】
1位・オリックス
2位・日本ハム
3位・ソフトバンク
4位・ロッテ
5位・楽天
6位・西武
【セ・リーグ】
1位・広島
2位・巨人
3位・阪神
4位・DeNA
5位・中日
6位・ヤクルト
2・順位予想の理由
【パ・リーグ】
昨季、惜しくも優勝を逃したオリックスが、中島裕之や小谷野栄一の内野手、4番候補のブランコに右腕のバリントンなど大型補強に成功し、ストーブリーグの時点でも話題となっている。あとはチーム内の活性化がうまく機能すれば、一気に優勝を狙える。
逆に糸井嘉男(オリックス)など主力選手を放出しても、毎年のように選手が台頭する日本ハムや昨年日本一となったソフトバンクも優勝戦線に絡んでくる可能性が高い。さらにロッテ、楽天、西武も投打のバランスが取れており、抜け出す力はある。
【セ・リーグ】
広島は球界を代表する前田健太、昨年の新人王に輝いた大瀬良大地らの投手陣に、菊池涼介と丸佳浩の「キクマルコンビ」など野手陣の台頭も著しい。そんな戦力の充実に加え、社会現象にまでなりつつある「カープ女子」などの人気も相まって一気に上り詰める気配がある。
とはいえ、昨年セ・リーグを制した巨人や日本シリーズに進出した阪神が、優勝戦線に加わることが予想され、勝率5割に達せなかった中日、DeNA、ヤクルトも猛チャージをかけてくるだけに、熾烈な戦いが期待できる。
3・今年注目のプロ野球選手
☆杉内俊哉(巨人)
☆松井裕樹(楽天)
☆浜田智博(中日)
今年の注目というより、奮闘に期待をしたいが左の先発投手だ。というのも、2014年セパ両リーグの勝利数ベスト5を見ても、左投手が1人もランクインされていない。パ・リーグに限っては、10位以内に9勝11敗の成瀬善久(ロッテ→今季からヤクルト)しかいないのだ。近年では2010年の和田毅(当時ソフトバンク)や2011年、2012年の内海哲也(巨人)という左腕が最多勝をマークしているだけに、この結果は少々寂しい気もする。
そんな中“もうひと暴れ”に期待したいのが、杉内俊哉(巨人)だ。2005年には沢村賞などの数々のタイトルを獲得。2012年からは3年連続で2ケタ勝利をマークしており、安定感と経験値がある。今年で35歳となるが、味のある投球術でのタイトル奪取は球界の刺激にもなるはずだ。
そして忘れてはならないのが、2年目の松井裕樹(楽天)だ。ルーキーイヤーとなった昨年は制球力不足もあって、初勝利を挙げるまでに、もがき苦しんだ。それでも自らのバロメーターでもある奪三振率も高く、自身のスタイルを貫いた。今季も2年目のジンクスなんて物ともしない投球に期待したい。さらに新人の浜田智博(中日)にも要注目だ。スッと球が出てくる変則であり、日本球界にはいないタイプ。本人曰く変則の本格派を目指しているというだけに面白味もある。