■2017年成績
145試合:打率.261(536打数140安打)/21本塁打/76打点/12盗塁
昨季は相次ぐ故障で48試合の出場に終わったが、今季は復活し、20本塁打オーバー。現状はアジア人ナンバーワンスラッガーといってもいいかもしれない。
■2017年成績
62試合:1勝6敗/20セーブ/投球回59.1/54奪三振/防4.10
2014年から2015年にかけて阪神で最多セーブを獲得した守護神。日本球界を席巻した「石直球」はメジャーでも通用し、昨季は76試合で防御率1.92、WHIP0.92の成績を挙げ、守護神に登り詰めた。しかし、今季はリリーフ失敗も目立ち、やや成績を落としている。
■2017年成績
メジャー出場なし
2012年から2015年までネクセン(韓国)で4年連続本塁打王&打点王を獲得した韓国球界を代表するスラッガー。昨季は12本塁打をかっ飛ばしたが、打率.191と確実性に欠き、夏場に3A降格。今季は構想外となり、ツインズ傘下で出番を待つ。3Aでは111試合に出場し、打率.253、14本塁打、60打点。今オフの去就が注目される。
■2017年成績
24試合:5勝8敗/1セーブ/投球回124.2/115奪三振/防3.47
ドジャースの先発ローテで生き残りを賭けて戦う左腕。トレードでダルビッシュ有が加入したが、ひとまず前田健太を下して先発ローテに残っている。
■2017年成績
メジャー出場なし
昨季103試合に出場し、打率.255、21本塁打、62打点の成績を残した姜正浩が岐路に立たされている。原因は素行不良だ。昨年12月に韓国国内で飲酒運転で逮捕されたが、なんとこれが3度目の逮捕。懲役8カ月、執行猶予2年の実刑判決を受け、就労ビザが下りずに今季は国内待機。あまりにお粗末だ……。
■2017年成績
18試合:打率.154(52打数8安打)/1本塁打/5打点/0盗塁
昨季、ロッテ(韓国)で打率.335、27本塁打、113打点の成績を残した強打の内野手。2015年のプレミア12では韓国代表の三塁手として世界一に貢献し、大会ベストナインに選出された。かねてよりメジャー志望を表明していたが、2015年オフはポスティングにチャレンジも入札がなく、2016年オフにFAでジャイアンツとマイナー契約を結んだ。
6月に故障者の穴埋めでメジャーデビューを果たしたが、見せ場を作れず3Aに逆戻り。しかし、3Aでは98試合で打率.285、10本塁打、55打点と上々の成績を残しており、夢はまだ半ばだ。
■2017年成績
93試合:打率.233(210打数49安打)/1本塁打/14打点/0盗塁
韓国球界で鳴らした安打製造機。昨季、FAでオリオールズに加入。昨年のスプリングトレーニングでは絶不調で、3Aでの調整を命じられたが、契約条項からこれを拒否してメジャー枠残留。一気に渦中の人になったが、見事に打率.302の成績を残して溜飲を下げた。
しかし、今季は不調で出場機会が増えず、7月末にフィリーズにトレード。新天地での再起を期す。
■2017年成績
6試合:打率.267(15打数4安打)/2本塁打/5打点/0盗塁
高校卒業後、アメリカに直接渡った未完の大砲。昨季はエンゼルスに在籍し、3Aでの53試合で打率.346を記録。メジャーでも5本塁打を放ったが、打率.170で安定感を見せることはできず、FAでヤンキースに移籍した。
7月にメジャーで出番をつかみ、6試合で2本塁打。今季も3Aでの成績は好調で87試合に出場し、打率.288、15本塁打、69打点。出場機会があれば、メジャーで大化けするかもしれないレベルまできている。
文=落合初春(おちあい・もとはる)