1975(昭和50)年には43本塁打を放ち本塁打王を獲得し、この年も38本塁打を放った阪神の4番・田淵幸一に対し、西武へのトレードが告げられた。来季から指揮を執るドン・ブレイザーが主導したこのトレードでは、田淵に加えて古沢憲司を放出。西武から真弓明信、若菜嘉晴、竹之内雅史、竹田和史の4選手を獲得した。真夜中にホテルに呼び出されて非情の通告を受けた田淵はカンカン。マスコミに怒りをぶちまけた。