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≪年俸3億円超選手限定≫勝手にコスパレース! 昨季最下位をさまよった鳥谷敬が3位で好発進!


 「推定年俸3億円」を突破している超高額年俸選手たちを“コスパ”の観点で勝手にレースさせる本企画。

 その活躍ぶりをポイント化し、年棒に対しての1ポイントあたりの「お値段」を算出。スーパースターの活躍を「コスパ」でランクづけしていきたい。

 開幕から1週間分の集計が終わった。スタートダッシュを決めた高額年俸選手は誰だ?

(4月6日までの成績を基に算出)

ポイントの算定基準


 コスパレースに参加するのは先発投手と野手。ポイントの算出基準は以下の通り。

■先発投手
1登板=5ポイント
1勝=5ポイント
1QS=5ポイント
1HQS=5ポイント

(※QS=クオリティ・スタート:6回以上3自責点以下、HQS=ハイクオリティ・スタート:7回以上2自責点以下、重複有)

■野手
(塁打+四死球+盗塁)×1ポイント

 このポイントを基準に1ポイントあたりの価格(年俸÷ポイント)で先発投手、野手それぞれのランキングを作成してみた。

(※1ポイントあたりの価格は小数点以下切り捨て)

野手のコスパレース途中成績


■1位
山田哲人(ヤクルト)
年棒:3億5千万円
6試合:打率.320(25打数8安打)/1本塁打/5打点/1盗塁
15塁打+4四死球+1盗塁=20ポイント
1ポイントあたり:1750万円

■2位
内川聖一(ソフトバンク)
年棒:3億5千万円
6試合:打率.348(23打数8安打)/2本塁打/7打点/0盗塁
17塁打+2四死球=19ポイント
1ポイントあたり:1,842万円

■3位タイ
鳥谷敬(阪神)
年棒:4億円
6試合:打率.522(26打数12安打)/1本塁打/1打点/0盗塁
12塁打+4四死球=16ポイント
1ポイントあたり:2500万円

■3位タイ
坂本勇人(巨人)
年棒:3億5千万円
6試合:打率.333(21打数7安打)/1本塁打/5打点/1盗塁
10塁打+3四死球+1盗塁=14ポイント
1ポイントあたり:2500万円

■5位
バレンティン(ヤクルト)
年棒:3億3千万円
6試合:打率.261(23打数6安打)/1本塁打/4打点/0盗塁
10塁打+3四死球=13ポイント
1ポイントあたり:2538万円


■6位
筒香嘉智(DeNA)
年棒:3億円
6試合:打率.190(21打数4安打)/0本塁打/1打点/0盗塁
6塁打+5四死球=11ポイント
1ポイントあたり:2727万円

■7位
中島宏之(オリックス)
年棒:3億5千万円
5試合:打率.235(17打数4安打)/1本塁打/1打点/0盗塁
7塁打+5四死球=12ポイント
1ポイントあたり:2916万円

■8位
中村剛也(西武)
年棒:4億1千万円
5試合:打率.316(19打数6安打)/0本塁打/2打点/0盗塁
10塁打+2四死球=12ポイント
1ポイントあたり:3416万円

■9位
デスパイネ(ソフトバンク)
年棒:4億円
6試合:打率.211(19打数4安打)/0本塁打/0打点/0盗塁
6塁打+5四死球=11ポイント
1ポイントあたり:3636万円

■10位
レアード(日本ハム)
年棒:3億円
6試合:打率.095(21打数2安打)/0本塁打/1打点/0盗塁
2塁打+3四死球=5ポイント
1ポイントあたり:6000万円

■11位
メヒア(西武)
年棒:5億円
5試合:打率.235(17打数4安打)/0本塁打/3打点/0盗塁
6塁打+2四死球=8ポイント
1ポイントあたり:6250万円

■12位
松田宣浩(ソフトバンク)
年棒:4億円
6試合:打率.143(21打数3安打)/0本塁打/0打点/0盗塁
3塁打+3四死球=6ポイント
1ポイントあたり:6666万円

 開幕から長打を連発した山田哲人(ヤクルト)と内川聖一(ソフトバンク)が上位。

 3位には昨季は大不振でコスパレース最下位をさまよった鳥谷敬(阪神)がランクイン。2カード終了時点でセ・リーグ首位打者だ。今季こそ、年俸4億円の真価を発揮したい。好不調の差はあるが、野手の3億円以上のプレーヤーは全員開幕1軍だった。


先発投手のコスパレース途中成績


■1位
和田毅(ソフトバンク)
年棒:4億円
1試合:1勝0敗/防御率1.13/1QS/1HQS=20ポイント
1ポイントあたり:2000万円

■2位
メッセンジャー(阪神)
年棒:3億5千万円
2試合:1勝0敗/防御率5.23/0QS/0HQS=15ポイント
1ポイントあたり:2333万円

■3位
ジョンソン(広島)
年棒:3億1千万円
1試合:0勝1敗/防御率12.27/0QS/0HQS=5ポイント
1ポイントあたり:6200万円

■4位
バンデンハーク(ソフトバンク)
年棒:4億
1試合:0勝1敗/防御率3.60/0QS/0HQS=5ポイント
1ポイントあたり:8000万円

■5位
金子千尋(オリックス)
年棒:5億円
1試合:0勝1敗/防御率3.60/0QS/0HQS=5ポイント
1ポイントあたり:1億円

■6位タイ
攝津正(ソフトバンク)
年棒:4億円
登板なし

■6位タイ
松坂大輔(ソフトバンク)
年棒:4億円
登板なし

 好スタートを決めたのは和田毅(ソフトバンク)。開幕のロッテ戦で8回1失点の好投。1試合でマックスの20ポイントを獲得した。

 その他の3億オーバー投手はなんとクオリティ・スタートなし……。寂しい結果になっているが、中5日のローテで回りそうなメッセンジャー(阪神)はしぶとくポイントを積み上げそうだ。


番外編:リリーフ投手防御率ランキング


■1位
サファテ(ソフトバンク)
年棒:5億円
3試合:0勝0敗/3セーブ/防御率0.00

■2位
五十嵐亮太(ソフトバンク)
年棒:3億5千万円
3試合:1勝0敗/防御率2.70

■3位
平野佳寿(オリックス)
年棒:3億円
4試合:0勝1敗/1ホールド/1セーブ/防御率4.50

■4位
山口鉄也(巨人)
年棒:3億2千万円
2試合:1勝1敗/防御率13.50

 今レースではランキング対象外にしたリリーフ投手だが、防御率順に並べてみた。サファテ(ソフトバンク)は今季もゼロ発進。お値段は高いが信頼できる守護神だ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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