オリックス・バファローズの『こんなもんじゃない選手名鑑』
比嘉 幹貴 Motoki Higa
コザ高→国際武道大→日立製作所→オリックス
31歳・4年目(09年D2位)
177センチ77キロ/右投右打/投手
2012年成績
1軍――12試合 1勝0敗0S 防御率1.80
2軍―― 9試合 0勝1敗0S 防御率3.60
2013年に求める役割…いぶし銀 MAX活躍イメージ……小林誠二(元広島ほか)
■アマ時代/ドラフト直後、他球団のスカウトが言った。「今年の投手の中で一番の即戦力は比嘉ですよ」。直後の日本選手権で9回2死までノーヒットの投球を観戦。日立製作所の先輩で同じ横手の酒井勉(元オリックス)を重ね、この男がチームを救うか…と期待した。
■プロ入り後/1年を通じて投げていない。ヒジ痛は社会人時代から。横手ゆえリリーフに見られるが間隔を取っての先発がおそらく一番力が出せる。一度見てみたい。
古川 秀一 Shuichi Furukawa
清峰高→日本文理大→オリックス
26歳・4年目(09年D1)
183センチ85キロ/左投左打/投手
2012年成績
1軍――10試合 0勝0敗0S 防御率10.93
2軍――16試合 3勝4敗0S 防御率1.98
2013年に求める役割…いぶし銀 MAX活躍イメージ……藤田宗一(元ロッテほか)
■アマ時代/清峰高が甲子園に初出場した時のエース。日本文理大ではパワーピッチが全開。150キロの救援左腕としてチームを全国に導いた。
■プロ入り後/菊池雄星が大注目のドラフト会議でいの一番に名前を呼ばれプロ入りも、持ち味を生かせていない。昨年は先発転向しファームでは81回2/3で防御率も1点台。しかし1軍ではリリーフで結果を残せず。やはり持ち場はリリーフ。新体制の下、腹を決め重いストレートを投げ込め。
安達 了一 Ryoichi Adachi
榛名高→上武大→東芝→オリックス
25歳・2年目(11年D1位)
178センチ75キロ/右投右打/内野手
2012年成績
1軍――50試合 打率.159 0本塁打 4打点2盗塁
2軍――34試合 打率.269 2本塁打11打点3盗塁
2013年に求める役割…レギュラー MAX活躍イメージ……二岡智宏(日本ハム)
■アマ時代/高校時代は無名も、上武大で内角球をファウルせず左翼スタンドに運ぶ打撃技術を習得。東芝では1年目から遊撃のレギュラーを奪い都市対抗優勝に貢献。無限の伸びしろを感じさせた。
■プロ入り後/大引啓次との遊撃争いに挑むも、右手親指骨折で早々に離脱。復帰後は打力を買われ、内・外野での出場機会を得たが、即戦力の期待に応える活躍ならず。巻き返しを誓う2年目は攻撃型遊撃手の本領発揮に期待!
三ッ俣 大樹 Taiki Mitsumata
修徳高→オリックス
21歳・3年目(10年D2位)
177セン80キロ/右投右打/内野手
2012年成績
1軍―― 9試合 打率.238 0本塁打 0打点0盗塁
2軍――86試合 打率.220 1本塁打25打点4盗塁
2013年に求める役割…起爆剤 MAX活躍イメージ……井口資仁(ロッテ)
■アマ時代/打球を遠くに飛ばせてグラブさばきが柔らかく、瞬発力も雰囲気もある。ベテランスカウトが口癖のように「逸材。井口資仁(ロッテ)タイプ」と言っていたのが耳に残っている。
■プロ入り後/ファームで体を作り、昨季後半は1軍で4試合連続安打するなど順調に成長。だがスケールから言えば、もっと数字を残して華々しく活躍できるはず。3番・遊撃手に定着するまで「こんなもんじゃない!」と言い続けたい。
駿太 Shunta Goto
前橋商高→オリックス
20歳・3年目(10年D1位)
180センチ75キロ/右投左打/外野手
2012年成績
1軍――32試合 打率.138 0本塁打 0打点0盗塁
2軍――44試合 打率.274 0本塁打17打点4盗塁
2013年に求める役割…レギュラー MAX活躍イメージ……平野謙(元西武ほか)
■アマ時代/身体能力の高さ、アグレッシブなプレーから「上州のイチロー」の異名。3年夏の甲子園では「ダイビングキャッチ&レーザービーム」で魅了し、高校日本代表に。
■プロ入り後/高レベルな攻守走を認められ、高卒野手としては52年ぶり開幕スタメンの快挙。昨季はファームで1試合3補殺の「猛肩」アピールも、打撃が振るわず1軍定着には至らなかった。守備はすでに球界トップ級。打力アップでレギュラー奪取だ!
【レギュラークラスでもこんなもんじゃない!】
木佐貫 洋 Hiroshi Kisanuki
川内高→亜細亜大→巨人→オリックス
33歳・11年目(02年自由枠)
186センチ84キロ/右投右打/投手
2012年成績
1軍――24試合 5勝9敗0S 防御率2.60
2軍―― 2試合 0勝0敗0S 防御率0.00
2013年に求める役割…チームの顔 MAX活躍イメージ……館山昌平(ヤクルト)
■アマ時代/速球派右腕として活躍。亜細亜大4年時は、東都春秋リーグ、大学選手権、神宮大会を制す原動力となった。
■プロ入り後/巨人時代に2ケタ勝利を2度記録するなど、好成績のシーズンがありながら、いまだに“こんなもんじゃない”感があるのはもどかしい限り。球速が130キロ台中心となり、ツーシームを習得するなどしているが、命綱のストレートとフォークのコンビネーションは健在。チームの柱になるチャンスは十分あるはずだ。
Tー岡田 Takahiro Okada
履正社高→オリックス
25歳・8年目(05年高D1位)
186センチ100キロ/左投左打/外野手
2012年成績
1軍――103試合 打率.280 10本塁打56打点4盗塁
2軍―― 5試合 打率.176 1本塁打 2打点0盗塁
2013年に求める役割…チームの顔 MAX活躍イメージ……松中信彦(ソフトバンク)
■アマ時代/右の平田良介(中日)、左の岡田と名を轟かせていたボーイズ時代。「ナニワのゴジラ」と呼ばれた高校時代。その豪打で各地に伝説を残してきた。
■プロ入り後/打率は2割前後、本塁打は4、5本。初めの3年はファームでもそんな感じ。それが4年目にファーム二冠、5年目に33本塁打で1軍の本塁打王。しかし、その後の2年が大いに不満。飛ばない時代だからこそ、岡田なのだ。技術改革で50本を目指してくれ!
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