阪急対近鉄戦の2回表。近鉄のジムタイルという外国人選手が、阪急の足立光宏投手からレフトスタンドへ本塁打を放った時に事件は起きた。一塁ベース手前で、ジムタイルは突然、うずくまってしまう。肉離れを再発して、走れなくなってしまったのだ。急遽、代走には伊勢孝夫が起用され、ピンチランナーとなってベースを一周した。この話には続きがある。そのまま一塁守備についた伊勢は、なんと8回に決勝本塁打を放ったのだった。