【打率】
1位:ビシエド(中日)=.274
2位:バレンティン(ヤクルト)=.269
3位:ロペス(DeNA)=.263
4位:ギャレット(巨人)=.258
5位:ゴメス(阪神)=.255
【本塁打】
1位:ロペス(DeNA)=34本
2位:バレンティン(ヤクルト)=31本
3位:ギャレット(巨人)=24本
4位:ビシエド(中日)=22本
4位:ゴメス(阪神)=22本
【打点】
1位:バレンティン(ヤクルト)=96打点
2位:ロペス(DeNA)=95打点
3位:ゴメス(阪神)=79打点
4位:ビシエド(中日)=68打点
4位:ギャレット(巨人)=68打点
【安打】
1位:ロペス(DeNA)=127安打
1位:ゴメス(阪神)=127安打
3位:バレンティン(ヤクルト)=123安打
4位:(中日)=114安打 ビシエド
5位:ギャレット(巨人)=109安打
【出塁率】
1位:バレンティン(ヤクルト)=.369
2位:ビシエド(中日)=.352
3位:ギャレット(巨人)=.327
4位:ゴメス(阪神)=.325
5位:ロペス(DeNA)=.299
【盗塁】
1位:ルナ(広島)=6盗塁
2位:エリアン(DeNA)=2盗塁
2位:ゴメス(阪神)=2盗塁
セ・リーグの助っ人野手からは正規のタイトル受賞者は出ず。助っ人陣だけを対象にした数字だと、ビシエド(中日)、ロペス(DeNA)、バレンティン(ヤクルト)、ゴメス(阪神)の4人が打撃の1位を分け合った。
日本シリーズで大活躍のエルドレッドは打率.294をマークしたが、ケガや外国人枠の影響もあり、規定打席に届かず。ナニータ(中日)も打率.285を記録したが、同様に規定打席未満だった。
走塁で魅せたのはルナ(広島)。昨季は中日で11盗塁を記録するなど、スキを突く走り屋であり、昨季も今季も盗塁死はゼロ。NPB4年間で、29盗塁(2盗塁死)で盗塁成功率.935を誇っている。
【打率】
1位:デスパイネ(ロッテ)=.280
2位:ウィーラー(楽天)=.265
3位:レアード(日本ハム)=.263
4位:メヒア(西武)=.252
【本塁打】
1位:レアード(日本ハム)=39本
2位:メヒア(西武)=35本
3位:ウィーラー(楽天)=27本
4位:デスパイネ(ロッテ)=24本
5位:ペゲーロ(楽天)=10本
5位:ナバーロ(ロッテ)=10本
【打点】
2位:レアード(日本ハム)=97打点
3位:デスパイネ(ロッテ)=92打点
4位:ウィーラー(楽天)=88打点
5位:ナバーロ(ロッテ)=44打点
【安打】
1位:レアード(日本ハム)=144安打
2位:デスパイネ(ロッテ)=139安打
3位:ウィーラー(楽天)=137安打
4位:メヒア(西武)=129安打
5位:モレル(オリックス)=75安打
【出塁率】
1位:デスパイネ(ロッテ)=.361
2位:ウィーラー(楽天)=.351
3位:メヒア(西武)=.333
4位:レアード(日本ハム)=.319
【盗塁】
1位:ボグセビック(オリックス)=3盗塁
2位:ウィーラー(楽天)=2盗塁
2位:モレル(オリックス)=2盗塁
レアード(日本ハム)がパ・リーグ本塁打王に輝いたパ・リーグだが、実はメヒア(西武)も全体で2位、ウィーラー(楽天)も3位タイでリーグ上位を助っ人が占めた。
打点でも中田翔(日本ハム・110打点)と内川聖一(ソフトバンク・106打点)には及ばなかったが、3位から6位はメヒア、レアード、デスパイネ(ロッテ)、ウィーラーの順。規定打席到達こそ、この4名だけだったが、助っ人の役割をしっかり果たした。
来季は残留濃厚と報じられているペゲーロとアマダーの楽天・助っ人にも注目。ペゲーロは200打席で10本塁打、アマダーは138打席で9本塁打をそれぞれかっ飛ばしており、無事に打席数が増えれば、上位に食い込む力はあるだろう。ウィーラーを含めた3助っ人の重厚打線形成に期待を寄せるファンも多い。
盗塁は3Aで5度の2ケタ盗塁を記録したボグセビック(オリックス)がトップ。だが、打率.187の打撃不振で出番が少なくわずか3盗塁。韓国時代に2年間で47盗塁をマークし、俊足の呼び声高かったナバーロ(ロッテ)はまさかの0盗塁(3盗塁死)に終わった。
打撃が期待される助っ人野手では「オマケ」の要素だが、外国人選手の盗塁にはなぜか胸の高鳴りを感じる。近年は少なくなった“走れる助っ人”の登場にも期待したい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)