阪神・福留孝介(39歳)
広島・ルナ(36歳)
巨人・ギャレット(35歳)
ソフトバンク・内川聖一(34歳)
ヤクルト・畠山和洋(34歳)
西武・中村剛也(33歳)
ロッテ・デスパイネ(30歳)
楽天・ウィーラー(29歳)
オリックス・モレル(29歳)
中日・ビシエド(27歳)
日本ハム・中田翔(27歳)
DeNA・筒香嘉智(25歳)
12球団12人の4番打者の中で、最年長が阪神の福留孝介だ。
福留は最年少の筒香とは14歳差、侍ジャパンでも4番を張る中田や、開幕3連戦3連発で鮮烈な日本デビューを果たしたビシエドとは、ちょうどひと回り(12歳)離れている。
今季の福留は、開幕から打線をけん引し、12試合を終えたところで打率.310、9打点と奮闘。出塁しなかったのは1試合だけと、巨人と首位争いを繰り広げるチームの原動力となっている。
そして、その効果が前後を固める外国人選手にも波及。3番のヘイグは、オープン戦で打率が1割台に低迷し心配されたが、シーズンが始まると一変、3割台の打率をキープし期待に応えている。5番のゴメスも、アベレージこそ上がってこないが、15打点はダントツのリーグトップで、4本塁打もトップタイ。
4番の圧力が、前後の打者へのマークを甘くさせているのだ。
金本知憲監督も「いい仕事をしてくれている」と福留の働きを絶賛。4月26日には39歳となるベテランがまだまだ存在感を発揮し続けるなら、当面、阪神がリーグ下位に落ちてくることはなさそうだ。
文=藤山剣(ふじやま・けん)