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ソフトバンクのルーキーたちを改めて確認しよう!

1位 東浜 巨(沖縄尚学高→亜細亜大)


投手/右投右打/22歳/181cm80kg
どんな選手?
安打になりにくいボールを、安打になりにくいコースに、安打になりにくいように投げられる。だから、鬼より怖い「東都」で通算35勝、そして22完封、420奪三振のレコードを樹立。ほんの少し握りを変えながら、とっさに投げるコースを変えながら、打者のバットの芯をずらす。
育成ポイント
故障さえなければ1年目から最低10勝はお約束。今季2年目の逸材・武田翔太によき「お兄さん」ができた。
当面のライバル→大場翔太(ソフトバンク)
未来予想図→三浦大輔(DeNA)
即戦力度→★★★★★

2位伊藤 祐介(聖和学園高→東北学院大)

投手/左投左打/22歳/176cm75kg
どんな選手?
知名度はなくても素質は学生球界有数。11年秋には1試合18奪三振、12年秋は東北福祉大の秋リーグ24連覇を阻止して優勝。この1年で心身が別人のパワーアップ。学生全日本候補合宿でも、140キロ前半の速球でドラフト上位候補たちを圧倒。カーブのブレーキ、スライダーの曲がりも非凡だ。
育成ポイント
試合終盤の球威がやや心配。逆に、1イニング限定の全力投球ならどんな投球を見せるのか。
当面のライバル→有馬翔(ソフトバンク)
未来予想図→吉川光夫(日本ハム)
即戦力度→★★

3位 ?田 知季(岡山理大付高→亜細亜大)

内野手/右投左打/22歳/175cm72kg
どんな選手?
カーンといった瞬間に、すでに1歩ポーンとスタートしている打球反応が抜群。打球に先回りできる「攻めの守り」ができる。ここ1年で動きのバリエーションが増え、状況の変化にとっさに鋭く反応して動ける遊撃手に。
育成ポイント
成長株・今宮健太に何かあったらすぐサポートできる存在に。身体能力は高い。盗塁のスタート、ヘッドの立った振り出し、やるべきことははっきりしている。
当面のライバル→塚田正義(ソフトバンク)
未来予想図→田中賢介(日本ハム)FA宣言
即戦力度→★★★

4位 真砂 勇介(西城陽高)

外野手/右投右打/18歳/184cm80kg
どんな選手?
今年の高校生外野手でトップ3に入る素材。50m6秒0の俊足はスピードのみならず、次塁をうかがうアクションで相手の送球ミスを誘う非凡なセンスも。遠投110mの強肩はスローイングフォームが合理的。同じ京都の龍谷大平安高・?橋大樹(広島1位)と互角のポテンシャルとみる。
育成ポイント
合理的なスイング軌道を身につけ、通算52弾の長打力を生かしたい。柳田悠岐と左右の大砲に。
当面のライバル→?橋大樹(広島)
未来予想図→山本浩二(元広島)
即戦力度→★

5位 笠原 大芽(福工大城東高)

投手/左投右打/17歳/185cm78kg
どんな選手?
父はドラフト1位の投手、兄も巨人で投げる「プロ野球一家」。背中まで振り抜き、体にからみつくような腕の振りの運動量と柔軟性は異常なほど。130キロ後半でもボール2つ分ほど差し込まれる球質の速球と、落差の大きな独特のカーブに非凡さが凝縮している。
育成ポイント
「不調の時は?」「待ちます」。内面的な大物感も十分。まず、グニャグニャの柔軟性を制御する術を教わることから。
当面のライバル→森雄大(楽天)
未来予想図→菊池雄星(西武)
即戦力度→★

6位山中 浩史(必由館高→九州東海大→Honda熊本)

投手/右投右打/27歳/175cm78kg
どんな選手?
国際大会の経験も豊富な、社会人球界を代表するアンダーハンド。毎年ドラフト候補に挙がりながら、5年間社会人の第一線で経験を積んだ緩急の自在さは即戦力に。ホップして見える速球に90キロ台のカーブ、シンカー。球速の微妙なさじ加減とベース際の制球力も絶妙だ。
育成ポイント
今季、牧田和久(西武)に戸惑ったことから学習した人選では。「オンリー1」の威力を春から発揮を。
当面のライバル→藤岡好明(ソフトバンク)
未来予想図→牧田和久(西武)
即戦力度→★★

育成1位八木 健史(工学院大付高→群馬ダイヤモンドペガサス)

捕手/右投右打/22歳/184cm80kg
どんな選手?
二塁送球1.9秒台の強肩、安定感のあるキャッチングはNPBでも遜色なし。BC群馬3年目に捕手センス、ディフェンス面で急成長し、ドラフト指名を勝ち取った。一度は野球をあきらめた身。ここまで導いてくれた周囲への感謝を忘れずに懸命プレーを誓う。
育成ポイント
最重要課題は打力アップだ。バックスクリーン弾のパンチ力を秘めているだけに、トップの位置が決まり確実さが増せば面白い。
当面のライバル→原大輝(オリックス)
未来予想図→黒羽根利規(DeNA)
即戦力度→★

育成2位大滝 勇佑(地球環境高)

外野手/右投右打/18歳/182cm77kg
どんな選手?
昨春のセンバツで、積極的に振っていく打と果敢な走塁を披露。精度も技術もこれからの修業だが、振ろうとする意欲、先の塁を奪おうとする意欲に将来性がうかがわれた。特に、加速抜群のベースランニングは打撃、守備にも活用できるパワーが秘められている。
育成ポイント
野球のレベルの差にびっくりして、気持ちを立て直して、たくさん食べて、走って、振って。失うものは何もない。
当面のライバル→森本龍弥(日本ハム)
未来予想図→小池正晃(DeNA)
即戦力度→★

育成3位飯田 優也(神戸弘陵高→東農大北海道)

投手/左投左打/22歳/185cm86kg
どんな選手?
雄大な体躯から140キロ前後の速球にタテ・横のスライダー、チェンジアップを交えて打ち損じを誘う。制球力、コンスタントな実戦力はこれからの勉強だ。
育成ポイント
ハイレベルなソフトバンク3軍でまず実戦経験を積むことから。今季育成2年目を迎える兄・一弥捕手との兄弟バッテリーなんてありがちなキャッチなどで浮かれず、まず自分のことだけを。
当面のライバル→清水貴之(ソフトバンク)
未来予想図→吉見祐治(ロッテ)
即戦力度→★

育成4位宮崎 駿(福井工大福井高→三重中京大)

外野手/右投左打/22歳/176cm70kg
どんな選手?
2012年の大学選手権・大阪体育大戦で左腕・松葉貴大(オリックス1位)からライトに一弾。左翼にも鮮やかに弾き返して、「こんな打者がなぜ8番?」と驚いた。同年秋の三重リーグでも首位打者。盗塁ができるスピードとカン、走塁意欲も光る。
育成ポイント
同じタイプで今季ファームで頭角を現し始めた安田圭佑との競争になろう。1年間コンスタントに仕事のできる心身の強靭さがカギに。
当面のライバル→安田圭佑(ソフトバンク)
未来予想図→島内宏明(楽天)
即戦力度→★

本誌情報
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