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ジャッキー・ロビンソンとともに、道を切り開いた偉大なプレイヤー、ミニー・ミノーソに敬意を/第105回

 MLBでは、4月15日を「ジャッキー・ロビンソンデー」としています。MLB初の黒人選手となったジャッキー・ロビンソン選手(元ドジャース)をはじめとした、人種の壁、「カラーバリア」を打ち破って活躍したプレイヤーたちに敬意を表す日です。そんな先人がいたからこそ、いまのMLBがあり、今日も僕たちを楽しませてくれている、そんなことを忘れないためにも重要な日だと思っています。

 今回のイラストは、キューバ出身選手の先駆けとなり、道を切り開いた、ミニー・ミノーソ選手(元ホワイトソックスほか)を描きました。近年、MLBでは、キューバ出身選手の活躍が非常に目立ちますが、初めての黒人系キューバ出身選手として目立った活躍をしたのは、ミノーソ選手だったそうです。

 1949年にインディアンズでメジャーデビュー。1951年にホワイトソックスにトレードされましたが、そこから盗塁王3度、ゴールドグラブ3度に輝くなど、身体能力が高く、走攻守に優れたプレイヤーでした。

 また、ミノーソ選手は、5つの年代でプレーしたことでも有名(※)で、メジャーで最後に打席に立ったのは、54歳だったそうです。
※1940年代、50年代、60年代、70年代、80年代、それぞれの年代でメジャーの試合に出場した。5つの年代でプレーした選手のことを「5ディケイドプレーヤー」と呼ぶ。

 背番号「9」はホワイトソックスの永久欠番でもあります。「ミスター・ホワイトソックス」と称されたミノーソ選手を描くことで、心にもしっかりと留めておきたいと思いました。



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絵と文=横山 英史(よこやま・ひでし) /1980年生まれ。野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描いた作品なども制作。

このコーナーでは、イラストのリクエストや感想も募集しております。よろしかったら下記のアドレスまで。
w_yakyutaro@knuckleball-stadium.com

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