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◎第四回 3.6キューバ戦の光と影〜明暗分かれたキューバと日本〜

 やはりブラジル戦や中国戦とは緊張感が違った。そして野球の「質」が違っていた。昨晩の日本vsキューバの試合、最終回の追い上げも及ばず、日本は3−6で敗れた。勝者には「光」があたり、敗者には「影」がつきまとう勝負の世界…。今回は両チームでハッキリ分かれた「明と暗」を切り口にして、お互いの戦力や采配、そして監督にいたるまでを比較してみた。

◎明暗その1:先発左腕
 キューバ先発のペレスは36歳の技巧派左腕。キューバ国内リーグで9勝2敗、防御率1.41と安定した成績を残しており、この試合も日本打線を3回無失点に抑えて無難に先発の役割を果たした。「球審とうまくいっていない」と桑田真澄氏に繰り返し解説されていたが、そういった悪条件でも結果を出すあたりはさすが、経験豊富なベテラン投手といえるだろう。
 対する日本の先発・大隣憲司(ソフトバンク)の調子は上々だった。ストレートとチェンジアップの制球がよく、2回までパーフェクト。しかしその調子の良さが裏目に出たのが3回裏。先頭のトマスに先制ソロを浴びて先制点を奪われてしまった。調子がよかっただけに、ポンポンと単調なリズムで投げてしまった感は否めない。結果的にこの一球だけが悔やまれる、なんとももったいない投球内容だった。
 ベテラン投手ペレスの「したたかさ」と、若い大隣の「経験不足」の差がモロに出てしまった感を受けた。「先に点を与えない」というミッションを果たしたペレス。果たせなかった大隣。「明」と「暗」が分かれた両先発投手だった。

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