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ペナントレース開幕!横浜DeNAベイスターズ戦力分析〜野球太郎推奨のスタメンはこれだ!

投手陣は安定するも得点力が下降。守備の改善も課題

チームバランス

 最終的に5位に終わった昨季だが、4位・中日との差はわずか1ゲーム。一時はCS進出も見えた要因は、投手力に尽きるだろう。

 近年、ベイスターズといえば“弱体投手陣”だったが、昨季はチーム防御率が3位に上がり、数値も前年の4.50から3.76へと改善。久保康友を筆頭とする即戦力補強に加え、山口俊の先発転向に伴う救援陣の再整備が功を奏した。昨オフには岡島秀樹が新加入し、中継ぎは厚みを増している。

 攻撃陣では、筒香嘉智が3割22本塁打77打点とブレイク。生え抜きの主砲が誕生したのは大収穫で、梶谷隆幸の盗塁王も明るい材料。若手では外野手の桑原将志のほか、2012年ドラフト1位の白崎浩之も成長を見せた。その一方でブランコ(現オリックス)は抜けたが、昨季はケガで不振。影響は少なく、残留したグリエルの打棒で穴埋めは可能だろう。

 ドラフトでは1位で即戦力級右腕、山?康晃を獲得。左不足解消に向け、2位で石田健大、4位で福地元春と二人の左投手を指名するなど、的確な新人補強ができている。


投手力と守備力

 先発陣は昨季12勝の久保を軸に、11勝の井納翔一、9勝のモスコーソ、8勝の山口まで4人は計算できる。さらにベテランの三浦大輔もいて、高崎健太郎も候補。左は皆無だが駒はそろっている。

 救援陣は抑えの三上朋也が中心。中継ぎは先発とは逆で、林昌範、大原慎司、岡島と左が並ぶ。

 捕手は黒羽根利規がメインで、二番手を争う?城俊人、嶺井博樹はさらなる成長が求められる。

 守備面は昨季のチーム失策数が116個でリーグワースト。内野の要の二遊間も遊撃が不安定で、ここだけで計24失策。一人で守った阪神の鳥谷敬は5失策だったから、しっかり鍛え直したい。


攻撃力

 選手個々で収穫があった昨季の攻撃陣だが、チーム全体の打率、得点はリーグワースト。前年はリーグ最多得点だったから、一気に落ち込んだ形だ。ただ、年間通して打線が流動的だった昨季に比べ、今季は開幕から軸がしっかりしているのは大きい。

 まず、中軸は3番・梶谷、4番・筒香、5番・グリエルで決まり。途中加入だったグリエルはもとより、いずれも昨年以上の成績を期待できる。1、2番は石川雄洋、山崎憲晴のコンビが理想的で、今季はもっと足を生かせるといい。

 下位打線は6番にバルディリス、7番に荒波翔、8番に黒羽根がベスト。荒波は昨年、故障で出番を減らしてしまったが、俊足だけに完全復活が期待される。

◎野球太郎推奨打線はこれだ!

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