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8年ぶりの日米野球開幕!アマチュアは今年、最後の大会がスタート!

『今週の野球みどころランキング』は、11月第2週に注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
 今後の簡単な野球界のスケジュールは最後にまとめていますので、重要事項はチェックしてください!

合同トライアウト開催!
―――プロ野球

 11月9日、今年も静岡県静岡市の草薙球場で「第1回12球団合同トライアウト」が行われ、投手34人、野手25人の合計59人が参加した。


 アピールに成功したと言えるのが、オリックスを今年戦力外になった東野峻。最速145キロをマークするなど打者4人から2三振を奪った。複数球団が興味を示していたが、DeNAの獲得が決定的となった。

 またドラフト1位指名を受けながらも、わずか3年でDeNAを戦力外になった北方悠誠は、まだ20歳。昨冬のウィンターリーグでは158キロを計測するなどしたが、今季はフォームを崩し、制球難に。だが、まだ20歳という将来性も買われ、ソフトバンクの練習に参加する運びとなった。

 また、広島は日本ハムを今年戦力外となった佐藤祥万の獲得を発表した。

 第2回トライアウトは、11月20日に神奈川県川崎市のジャイアンツ球場にて行われる。

日本選手権決勝はトヨタ自動車vsセガサミーに
―――社会人野球

 11月1日に開幕し、京セラドーム大阪で激戦が繰り広げられてきた『第40回社会人野球日本選手権』も11日にいよいよ決勝戦を迎える。

 決勝戦の組み合わせはトヨタ自動車vsセガサミー。

 3大会ぶりの頂点を目指すトヨタ自動車は、投手陣の大会防御率が0.69と安定。一方、初芝清監督のもと初優勝目指すセガサミーは、「元ロッテのOB対決」となった準々決勝の大阪ガス戦(大阪ガスでは成本年秀がコーチを務めている)を制するなど勢いにのる。上武大出身の新人左腕・横田哲が準決勝で完封するなど好調だ。

 決勝戦の模様は18時プレイボール。NHK-BS1とJ SPORTS 3で生放送される予定だ。

日米野球開幕まもなく、21Uは2次ラウンドへ
―――侍ジャパン

 侍ジャパンvsMLBオールスターチームの対戦となる『2014 SUZUKI 日米野球』が12日に開幕する。今回の日米野球は、京セラドーム大阪、東京ドーム、札幌ドームで行われ、親善試合として20日に沖縄セルラースタジアム那覇でも試合が行われる予定となっている。

 21歳以下の選手を中心に構成された代表チーム(21U侍ジャパン)は、7日から台湾で始まっている『第1回IBAF 21Uワールドカップ』に出場中。

 初戦のオーストラリア戦では中盤で逆転を許すものの、阪神からドラフト1位指名を受けた横山雄哉(新日鐵住金鹿島)が3回を投げ8三振を奪うなど、オーストラリアに主導権を渡さずに粘ると、9回に若月健矢(オリックス)の勝ち越しタイムリーなどで逆転勝ち。

 これで勢いに乗った21U侍ジャパンは、次のベネズエラ戦では北條史也(阪神)の4打点などの活躍で、11−1で7回コールド勝ち。さらにはオランダにも7−2で勝利。開幕3連勝で見事に2次ラウンド進出を決めた。

明治神宮大会全出場校決定。東京は東海大菅生が優勝
―――高校野球

 秋季高校野球東京大会の決勝が9日に行われ、東海大菅生が今夏甲子園出場バッテリーを擁する二松学舎大付を3−2で下し、18年ぶり2度目の優勝。2009年に就任したのが、元中日の若林弘泰監督にとって初の甲子園出場が確実となった。

 また、惜敗となった二松学舎大付も1年生左腕・大江竜聖を中心に勝ち上がり、好印象を与えるチームだった。センバツ出場へ向けて、東京大会準優勝校は関東大会ベスト8の4校と争うことになるが、二松学舎大付は出場枠獲得へ大きな前進となった。

 これで14日から始まる明治神宮大会・高校の部の全出場校が揃った。出場校は下記の通り。

【北海道】東海大四/【東北】仙台育英
【関東】浦和学院/【東京】東海大菅生
【北信越】敦賀気比/【東海】静岡
【近畿】天理/【中国】宇部鴻城
【四国】英明/【九州】九州学院

明治神宮大会全出場校決定。ドラフト指名選手も多数出場へ
―――大学野球

 明治神宮大会・大学の部も全出場校が出揃った。

 関西地区では、第1・第2代表を決める『第12回大阪市長杯争奪関西地区大学野球選手権』が、11月1日から4日にかけて大阪府の南港中央野球場で行われた。

 この大会で第1代表に輝いたのは関西大。第1代表決定戦で3−2と奈良学園大を破り、初優勝。42年ぶり4回目の明治神宮大会出場を決めた。

 第2代表決定戦は、3−1で京都産業大が勝利し、明治神宮大会初出場を決めた。実はこの戦いは、1回戦でも同じカードとなっていたが、その試合では奈良学園大が4−3と勝っていた。

 また11月2日から4日にかけては、中部地区の代表校を決める『第10回東海・北陸・愛知三連盟王座決定戦』が愛知県名古屋市の瑞穂公園野球場で行われた。決勝戦は、東海地区の岐阜学生リーグの大学同士の戦いとなり、中部学院大が朝日大を5−1で下し、2年連続2回目の優勝を決めた。

 明治神宮大会・大学の部(神宮球場)の全出場校は下記の通り。

【北海道2連盟】東農大北海道オホーツク(北海道学生)
【東北3連盟】富士大(北東北大学)

【関東5連盟】上武大(関甲新大学)、創価大(東京新大学)
【東京六大学】明治大

【東都大学】駒澤大
【北陸・東海3連盟】中部学院大(東海地区・岐阜学生)

【関西5連盟】関西大(関西学生)、京都産業大(関西六大学)
【中・四国3連盟】徳山大(中国地区大学)
【九州3連盟】九州産業大(福岡六)

 また、今大会には先月のドラフト会議で指名受けた選手が7名も出場。彼らの「大学最後の勇姿」にも注目だ。

【投手】

山?福也(明治大)オリックス1位
風張蓮(東農大北海道オホーツク)ヤクルト2位
浜田智博(九州産業大)中日2位

【捕手】
寺嶋寛大(創価大)ロッテ4位

【内野手】
外崎修汰(富士大)西武3位

【外野手】

野間峻祥(中部学院大)広島1位
江越大賀(駒澤大)阪神3位

 また、来年度のドラフト上位指名選手と言われている、今永昇太(駒澤大)、多和田真三郎(富士大)、上原健太(明治大)といった選手たちの活躍にも注目したい。


■プロフィール
文=高木遊(たかぎ・ゆう)/1988年、東京都出身。幼い頃よりスポーツ観戦に勤しみ、東洋大学社会学部卒業後、スポーツライターとして活動を開始。昨年は東都大学野球春・秋1部全試合を取材。大学野球を中心に、アイスホッケー、ラグビー、ボクシングなども取材領域とする。高木遊の『熱闘通信(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buaka/)』随時更新中。twitterアカウントは@ you_the_ballad (https://twitter.com/you_the_ballad)


【アマ野球スケジュール】

高校野球・大学野球

明治神宮大会は11月14日に開幕。高校の決勝は18日、大学の決勝は19日の予定。

第1回IBAF 21Uワールドカップ

2次ラウンド進出決定!
11月13日(木)(時間未定)
11月14日(金)(時間未定)
11月15日(土)(時間未定)

決勝ラウンド
11月16日(日)(時間未定)

プロ野球関係の主な予定

・プロ野球12球団合同トライアウト
11月20日(木)[第2回]ジャイアンツ球場

・2014 SUZUKI 日米野球
11月11日(火)[日本プロ野球80周年記念試合]阪神甲子園球場(MLBオールスターvs阪神・巨人連合チーム)

11月12日(水)[第1戦]京セラドーム大阪
11月14日(金)[第2戦]東京ドーム

11月15日(土)[第3戦]東京ドーム
11月16日(日)[第4戦]東京ドーム

11月18日(火)[第5戦]札幌ドーム
11月20日(木)[親善試合]沖縄セルラースタジアム那覇

NPB AWARDS 2014
11月26日(水)

NPB東日本大震災復興支援事業「ベースボールフェスタ in 福島」〜プロ野球選手と遊ぼう〜
12月6日(土)福島市国体記念体育館

第2回NPBアンパイア・スクール
12月17日(水)〜23日(火)ロッテ浦和球場

NPB 12球団ジュニアトーナメント ENEOS CUP 2014
12月28日(日)〜30日(火)福岡 ヤフオク!ドーム

本誌情報
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