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2013・アマチュア野球クイズ〜センバツ編

 今年の「選抜高等学校野球大会」は3月22日から4月3日まで、13日間にわたって35試合の熱戦が繰り広げられた。入場行進曲は東日本大震災のチャリティーソングでもある「花は咲く」が起用され、出場校には今大会限りの記念大会特別枠「東北絆枠」も加えられた。それでは今春の選抜高校野球大会から、クイズを出そう。


 2013年、春のセンバツ高校野球は浦和学院高が春夏通じて初めての優勝で幕を閉じた。その一方で、浦和学院高以上の話題になったのが、決勝で敗れた済美高のエース・安樂智大の投球数問題だった。3月26日の広陵高戦では延長13回、232球を投げ抜いた。続く3月30日の済々黌高戦、4月1日の県岐阜商高戦、4月2日の準決勝・高知高戦とすべて完投勝利。

 この頃からすでに、「投げ過ぎではないか?」、「有望な高校生を潰すのか!?」という議論がなされていたが、3日連続の試合となる決勝戦でも安樂は先発した。しかし、6回9失点でノックアウト。安樂はこの9日間で( )球を投じて甲子園を去っていった。このセンバツの間の上甲正典監督や安樂本人の見解、また今後に向けては『野球太郎No.005』にくわしく掲載されている。

Q.( )内に入る、安樂智大がセンバツで投げた球数は合計何球でしょうか?
1.334球
2.696球
3.772球
4.812球



A.「3.772球」が正解。
広陵高戦の232球から、159球、138球、134球、109球。

 上記の「安樂問題」は一つの社会問題として扱われることもあり、良くも悪くも大きな話題となった。また、春夏で20回目の出場となった「名門」と呼んでもいい浦和学院高の初優勝や、久しぶりに四国の高校がベスト4に2校も残るなど、大いに盛り上がった第85回の記念大会となった。また、この大会は区切りの記念大会ということで、通常の32校から出場校を増やし、全部で( )校が出場した。

Q.( )に当てはまる数字はいくつでしょうか?
1.36校
2.40校
3.49校
4.55校



A.「1. 36校」が正解。
ちなみに、夏の甲子園は49校が出場する。夏の記念大会(開催数の1の位が「0(ゼロ)」になる大会)は55校が出場することが多い。

 その36校の出場校の中で春夏通じて初出場となったのが、21世紀枠も含めて7校だった。遠軽高(北海道/21世紀枠)、いわき海星高(福島/21世紀枠)、安田学園高(東京)、春江工高(福井)、益田翔陽高(島根/21世紀枠)、創成館高(長崎)、尚志館高(鹿児島)
Q.このうち、勝利した高校が2校ある。その2校はどこでしょうか?



A.遠軽高と尚志館高の2校。
遠軽高はいわき海星高との「21世紀枠対決」を制した。尚志館高は大和広陵高に2-1で勝利した。

 他のトピックとしては、仙台育英高の4番・上林誠知がワンバウンドのボールをヒットにしたり、?原樹(常葉学園菊川高)は投球が体に当たるも、“避けていないアピール”をして死球になることを回避して、本塁打を放ったり。チームとしては、過去、甲子園で1勝もしたことがなかった盛岡大付高が10回目の出場で初勝利を挙げた、という出来事があった。


■ライター・プロフィール
鈴木雷人(すずき・らいと)…会社勤めの傍ら、大好きな野球を中心とした雑食系物書きとして活動中。"ファン目線を大切に"をモットーに、プロアマ問わず野球を追いかけている。Twitterは@suzukiwrite

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