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全試合マスクはオレだけ!若き正捕手候補に負けるはずのない炭谷銀仁朗の想い

 今シーズンのプロ野球は、早くも交流戦に突入。各チームとも50試合前後を消化して、連日アツい戦いを続けている。なかでも各チームの捕手たちにとっては、特別なシーズンを過ごしているといえないだろうか。

 5月まで終了時点、12球団を見渡して全試合に出場している捕手はなんと、炭谷銀仁朗(西武)ただひとり。他の11球団は、全試合でマスクをかぶった捕手がいない、という事態になっている。


 開幕直後に、一塁手に専念すると宣言していた阿部慎之助(巨人)が開幕から7試合目で捕手に戻ったことは記憶に新しい。さらに、谷繁元信選手兼監督(中日)に代わるレギュラー捕手が出てきてほしい中日は、いまもまだ過渡期のまっただ中。捕手でスタメンに名を連ねた選手は5人と、12球団で最も多い。また、パ・リーグでは、昨季日本一に輝いたソフトバンクの細川亨や、日本ハムの大野奨太が開幕前に故障したために、固定できていなかった。両者とも、すでに戦列に復帰しているものの、まだ流動的な選手起用となっている。

 今季の状況を踏まえ、改めて『野球太郎No.015 特集・オレに訊くな!』に登場した炭谷銀仁朗の捕手に対する想いを聞いてほしい。


 開幕前に“捕手待望論”が叫ばれていた森友哉だったが、DH制のない交流戦の試合では右翼手としてスタメン出場している。これはまさに、捕手・炭谷銀仁朗の力量を首脳陣が認めているということであり、森友哉は捕手としては、まだまだ炭谷に遠く及ばないことを認識しているということだろう。

 好調なスタートを切った西武。昨季はFA移籍も噂された炭谷にとって、特別なシーズンは続く。


(文=編集部)

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