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高山俊の足。左を並べた打順。踏ん張った能見篤史。阪神が「強すぎる広島」を倒した戦略とは?

貴重な勝ち越しのホームを踏んだ高山俊(阪神)

 「やっぱり今年もカープか……」

 多くのプロ野球ファンがそう感じるほどの快進撃を続ける広島。開幕から17試合を戦い、12勝4敗1分。すでに8つの貯金を蓄える。

 チーム本塁打は12本、盗塁数は17個。チーム打率に至っては.280。いずれもリーグ1位と、脅威の数字を叩き出している。

 また、投手陣を見てもチーム防御率3.10はリーグ2位。94得点60失点と得失点差は34。この数字が現在の広島の強さを表しているといえよう。

 この広島に唯一五分の勝負をしている球団が、超変革を掲げて2年目の金本知憲監督率いる阪神だ。

 ここまでの対戦成績は3勝3敗。甲子園で行われた4月12日からの3連戦では2勝1敗。勝ち越しを決めた。

 王者・広島に食らいついた甲子園での戦いを振り返り、カープに勝つために取った阪神のチーム戦略を検証してみた。

(成績は4月18日現在)

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