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阪神が打撃性優先で敷く「複数ポジション制」の是非を問う! WBC準決勝から学ぶべきこと


 結果的に2つの守りのミスが致命傷となってしまった……。

 2017WBC準決勝、日本対米国は緊迫した投手戦が繰り広げられ、1点を争う好ゲームとなった。

 二塁手・菊池涼介(広島)は2次ラウンドまで神がかった超美技でチームを救ってきた。しかし、この準決勝の4回、雨に濡れた天然芝でスリップし、イレギュラーバウンドとなったクリスチャン・イエリチ(マーリンズ)の打球を菊池が取り損ねる。菊池の守備にエラーのランプが灯った。

 8回にはここまで日本代表のリーダー的存在としてチームを鼓舞し続けた三塁手・松田宣浩(ソフトバンク)もバウンドを合わせ損ねて捕球ミス。決勝点を与えてしまう。

 1点を争うゲームでは、このような守りのミスが勝敗を左右する。

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