青春!?バッセン球児の想いの巻/第55打席
今回で第55弾!
漫画家・平沢健司さんは、現在『月刊チャンピオン』で連載中。野球部出身で、今でもバッティングセンター(通称“バッセン”)に通っている実践派。平沢さんの観察眼が光る奇妙なバッセンの世界をどうぞ!
とにかくこの胸の想いを、一刻も早く彼女に伝えたい!
こんな彼を一体誰が止められようか。
が、しかしだ!!
本当にバッセンでしていいのか!?
打球音の鳴り響く中、まともな告白ができるのか!?
向かいのファミレスへ移動してからでも遅くはないぞ!!
てゆうか仮にマネージャーと付き合えたとして、チーム内でギクシャクしないか!?
そんな私の心配をよそに、彼は自分の想いを彼女にぶつけた。
「前からずっと言おうと思ってたんだけど、俺………苗字、川田(かわだ)じゃなくて川田(かわた)だから!!」
・・・・・・はい?
画・文=(ひらさわ・けんじ)/ギャグ漫画家。「バッティングが好き」という理由だけで、小・中・高と野球を続けてきた。バッセンのお世話になった回数は数知れず。好きな打法は、天秤打法。好きな返しは、センター返し。『月刊チャンピオン』にて
「アンダーライフ」連載中!