東大では投手として活躍し8勝41敗という成績だった新治伸治(にいはり・しんじ)。卒業後、一般社員として大洋漁業に入社したが、同社が経営するホエールズに出向を命じられプロ野球選手に。当時はドラフト制度がなかったため、こういったルートもNGではなかった。初登板となったのは1965(昭和40)年3月19日、東映とのオープン戦。このときは打たれてしまったが、その後、4年間のプロ生活で、主にリリーフとして88試合に登板し、9勝を挙げたのだった。