現役時代は首を振っていた!? 里崎智也氏が語る「外国人監督」と「ベンチからのサイン」の功罪
「僕は、ラミちゃんが邪魔しないかが心配です」
こんなコメントを発したのは、ロッテで長年主力捕手を務めた里崎智也氏。開幕前日に行われた「プロ野球2016シーズン開幕前夜祭」(オンラインコミュニティ「乾杯!ほろ酔いプロ野球部」主催)での一コマだ。
今季、唯一の「外国人監督」として注目度の高いDeNAのアレックス・ラミレス監督。特に開幕前に明かした「ベンチからの投球サイン」プランが物議を醸している。実際のペナントレースで、ラミレス監督が執拗にベンチから投球サインを出している印象は少ない。「勝負どころで……」と示唆していたことから、今後ペナントレースが進むほど、捕手への投球サインが増えていくのかもしれない。
果たして、このラミレス・プランは上手くいくのか? 解説者の間でも意見は分かれている。そんな中で飛び出したのが里崎氏の冒頭の言葉だった。元捕手として、そして外国人監督の下でプレーした経験から導きだされる里崎メソッドも含め、「ベンチからの投球サイン」について考察してみたい。