1992年。優勝を逃し「ダメ虎」が首をもたげたあの年と「金本阪神」は似てる? それとも違う?
交流戦を勝ち越した阪神。ペナントでは、昨季の覇者・広島を3ゲーム差で追走し、ますます両チームの首位争いから目が離せなくなってきた。
もし、阪神がセ・リーグの覇者となれば、2005年以来、実に12年ぶりの優勝となる。
思い起こせば、これまでにも数年間優勝から遠ざかりながら、優勝争いを終盤まで繰り広げたシーズンがあった。特に1985年の日本一から7年が経過した1992年は、「阪神は弱い」というイメージを脱却するかに見えた年だった。しかし、ファンの願いは叶わず、惜しくも優勝を取り逃がした。
その後、阪神はようやく2003年に優勝。競り負けた1992年からさらに11年の歳月が費やされたのだ。
実は1992年と今季の阪神には類似点が多い。そこで両年を見比べ、将来への期待値を検証したいと思う。