12月2日、西武から国内FA権を行使した脇谷亮太の巨人入りが発表された。脇谷といえば、2013年1月、西武から巨人にFA移籍した片岡治大の人的補償として西武入りした経緯がある。
28人のプロテクトから外れ、いわば球団から三行半を突きつけられてからわずか2年弱。実力で復帰をもぎ取った形だ。
一方で窮地にさらされているのは、FA移籍した片岡治大。脇谷はCランクのため、人的補償は不要で「まさかの西武に出戻り!」とはならないが、「この2年間は何だったのか…」とファンは密かに囁き合っている。
華々しいFA移籍と急転直下の人的補償移籍。プロ野球界では象徴的な格差のひとつでもある。2年前、明暗を分けた2人を比較してみよう。