File.047歩き投げ
体重移動を身につける
■練習法/歩きの動作を入れた2つのパターンのキャッチボール。軸足のつま先を相手に向けて踏み込み、右利きは投げ終わったあとに、右足を前へまっすぐ振り出し左足一本で立つ。
次いで、利き手を肩の高さより上げた状態で送球を待ち、捕球から握り替えに移るときにもこの高さを保ったままスローイングを行う。
■狙い/スムーズな体重移動を身につける。後ろに体重が残ったまま投げてしまう選手の法のひとつになる。
また、利き手を上げた状態で握り替えをするのは、ヒジを上げて投げる意識を付ける。
このメニューは、上一色中の西尾弘幸監督が元PL学園の中村順司監督から教わったメニュー。足を真っ直ぐ振り上げることで、体を横に振って投げてしまう「横振り」の矯正にもなる。
■注意点/利き手を肩よりも上げて、ボールを握り替えるときは、利き手の高さをなるべく変えないように。ヒジの高さを保っておこう。
▲左足を踏み出して捕球し、投げ終わりで右足を前へ振り出す
▲利き手を上げて捕球し、握り変える動きを加える
どんな練習か動画でチェック!