今年もドラマチックだった! 栗山英樹監督の采配が冴えた2016日本シリーズを振り返る
25年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズに進出した広島。日本一を賭けて戦ったマツダスタジアムは、25年の歳月を待ち焦がれたカープファンで球場全体が真っ赤に染まった。
日本シリーズは、レギュラーシーズンとは球場全体の雰囲気が全く違う。ましてや、真っ赤に染まったスタンドからの熱気は、相手チームに想像以上の威圧感をもたらす。
大方の予想通り、第1戦、第2戦はカープが地の利を生かし連勝。札幌ドームでもこの勢いのまま勝ち続けるように思えた。しかし、第3戦からは日本ハムが逆に地の利を生かし3連勝。王手をかけてアウェーでの広島の地に再び乗り込んだ。
ここまでの流れでいくとマツダスタジアムでは広島が逆襲し、「“内弁慶シリーズ”になるのでは?」との声も挙がっていた。