12月11日、契約更改で派手な数字が踊る中、こんなニュースがスポーツ紙の片隅に記されていた。
「BCリーグ大家、ナックル習得で米復帰へ」
今季はBCリーグ・富山でプレーした元大リーガーの大家友和投手に、メジャー3球団からマイナー契約のオファーがあることがわかったのだ。実現すれば、5年ぶりに米球界に復帰することになる。
このニュースに対してネット上では「大家、懐かしい〜」、「まだ続けていたんだ!」といった声も聞こえたが、『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』を読めば、今の大家がどんな状況にあり、どうやってメジャー復帰への道を歩んだのかを知ることができる。そこで今回は、大家をはじめ、著者でもある木田優夫自身が今季所属した独立リーグ「BCリーグ」の現状を本書からおさらいしてみたい。