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投手と打者の気になった選手を発表!ラガーさん的2014夏の総括

 皆さんこんにちは、ラガーさんです。いやぁ、とうとう甲子園が終わってしまいました。毎年、終わってみれば、アッという間の2週間なわけですが、今年は例年以上にドラマチックな試合が多くて、見てるだけなのにかなり疲れてしまいました。恥ずかしながら疲労困憊、意識朦朧です。ですので、忘れないうちに今大会を振り返っておこうと思います。

◎投手で印象深かったのは富山商の森田投手

 今大会、たくさんの投手を見ましたが、個人的に一番印象深かったのは富山商の森田駿哉投手です。140キロを超えるストレートに、落差のある変化球。マウンド度胸も素晴しかったですよ。

 1回戦(対日大鶴ヶ丘)、2回戦(対関西)とも素晴らしい投球でチームを勝利に導いていました。それだけに、3回戦(対日本文理)で途中交代したのが残念です。確かに四球は多かったけど、もう少し投げられたんじゃないかなってラガーさん的には感じました。

 やっぱり、継投策は難しいね。ラガーさんが大注目していた東海大相模も、せっかく4人のスゴい投手が揃っていたのに、その全てを発揮しきれないまま敗戦してしまったように感じました。

◎打者の注目選手は日本文理の星選手

 打者で記憶に残っているのは、その富山商に打ち勝った日本文理の一番打者・星兼太選手です。打率も出塁率も、もちろん高かったんですけど、1回戦の大分戦で打ったホームランは圧巻でしたよ。それほど上背はないのに、よく飛ばしたよね。



 打者、ということではなく「攻撃面」という意味では、健大高崎の走塁が注目されたみたいですね。でも、ラガーさん的には驚きはなかったです。というのも、健大高崎が走るチームだっていうのは、今年に始まったことじゃないし、群馬大会でもそうだったからね。まあでも、1番の平山敦規選手が大会タイ記録(8盗塁)だったの? それはもう立派だよね。

◎逆転劇が多くて記憶容量が追いつきません!

 それにしても、これだけ逆転劇が多かった年は過去になかったんじゃないか、と思うほど逆転劇が多かったですね。最後の最後で勝者と敗者が入れ替わっちゃうんだから、負けた選手たちにしてみたらこんなに辛いことはないと思います。

 ラガーさんとしても、最後の最後で試合結果が入れ替わってしまうので、あとから振り返って「あれ? 結局あの試合はどっちが勝ったんだっけ?」と思い返すことが何度かありました。

 逆転劇とかサヨナラの試合って、甲子園のスタンドに何ともいえない余韻が残るんですよ。今年はそんな余韻溢れる試合が多かったなぁ、というのが今大会の全体的な傾向でした。

 ちなみに、大会前に優勝予想を九州国際大付と日本文理と予想していました。日本文理はベスト4と惜しいところまでいったけど、九州国際大付はまさかの初戦敗退。やっぱり、高校野球は何が起こるかわからなくて、予想が難しいですね。そんな中、今大会は北信越勢の躍進が目立った印象を受けました。ラガーさん的にも北信越はまだまだ情報が不足しているので、もっと勉強しなくちゃいけないなと痛感しました。まだまだ勉強です!

 それでは、ちょっとくたびれてしまったので、しっかり体を休めたいと思います。おやすみなさい……。


■ラガーさん・プロフィール
本名、善養寺隆一。左投左打。1999年から、春のセンバツ、夏の選手権大会全試合を甲子園のバックネット裏最前列で観戦。黄色い帽子とラガーシャツがトレードマーク。夢は母校の都立文京高校を甲子園で応援すること。今春、初の著作『甲子園のラガーさん』を、先月には『ラガーさんの 嗚呼、青春の甲子園あるある』(ともにオークラ出版)を発売した。

構成=オグマナオト

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