6月23日、プロ野球史上初の珍事が発生した。なんとセ・リーグの全球団が貯金ゼロの「貧乏球団」となってしまったのだ。その原因は、毎年のようにパ・リーグに圧倒される交流戦。今年もセ・リーグはパ・リーグに全108試合で44勝61敗3分けと17個の借金を作ってしまった。11回の交流戦で10回の勝ち越しを決めたパ・リーグ勢の高笑いが聞こえてきそうだ。
その結果、23日の時点でセ・リーグは首位・巨人から6位・広島までわずか2.5ゲーム差。7月2日試合終了時で再び全球団貯金ゼロとなり、6位・中日は少し話されてしまったものの、1位から5位までが1.5ゲーム差以内にひしめく、史上稀に見る大接戦となり、各チームはここが正念場と意気込んでいる。
このまま各チームが接戦を繰り広げれば、まさにケガの功名、大盛り上がりのシーズン終盤を迎えることになりそうだ。
そこで今回、歴代プロ野球の大接戦のシーズンを調査した。