ロッテのルーキーたちを改めて確認しよう！
1位松永 昂大（高松商高→関西国際大→大阪ガス）
投手／左投左打／24歳／175cm82kg
どんな選手？
先発、リリーフどちらも期待できる即戦力左腕。クイックモーションから投げ込む速球は140キロ前半でも体感スピードで打ち取れるタイプ。スライダー、シンカーとの組み立てでストライクゾーンの中で暴れ捕まえにくい球筋。いい意味ガンコに、自分の世界で投げられる。
育成ポイント
ややインステップし、左打者でも腕の振りが鈍らないから、手の焼ける左腕になりそう。後ろの1イニングを。
当面のライバル→藤岡貴裕（ロッテ）
未来予想図→江草仁貴（広島）
即戦力度→★★★★
2位
川満 寛弥（宮古総合実高→九州共立大）
投手／左投左打／21歳／186cm80kg
どんな選手？
5年後にはプロを代表する左腕とみる。後ろで脱力でき、前で存分に腕を振れるメカニズムは「大きな杉内俊哉（巨人）」。130キロ後半の速球と100キロを切るカーブとスプリットとの緩急で勝負だ。
育成ポイント
クロスファイアーの角度と食い込み、制球力を出世の足がかりに。関節の可動域の広さ、筋肉の柔らかさ、自分で野球を追求できる力。体重が80キロ後半になった時の進化に大注目。
当面のライバル→藤岡貴裕（ロッテ）
未来予想図→大きな杉内俊哉（巨人）
即戦力度→★★★
3位田村 龍弘（光星学院高）
捕手・内野手／右投右打／18歳／173cm77kg
どんな選手？
実戦の中でタイミングのとり方やスイング軌道を修正しながら投手と向き合える打撃センスと技術は今年の高校生No.1とみる。本質は通算37弾の長打力じゃない。頭脳と感性を駆使してヒットを打つ「プロっぽさ」の方だろう。
育成ポイント
三塁を守って流れるようなフィールディングを見せていた2年時の姿が目に焼きついている。打者に対する洞察力を発揮すれば投手の「横」からでも力になれる。
当面のライバル→北條史也（阪神）
未来予想図→中村紀洋（DeNA）
即戦力度→★★
4位加藤 翔平（春日部東高→上武大）
外野手／右投両打／21歳／183cm84kg
どんな選手？
均整抜群の体躯に、タイミングが合えば130m級を飛ばせるパワー。これだけの体がありながら3秒8で一塁を駆け抜ける瞬発力があれば、スイング軌道を覚えればプロの速球にも対抗可能だ。遠投110mの強肩は高校時の遊撃手のメカニズムで「補殺」ができる実戦性をもつ。
育成ポイント
ファーストストライクを仕留められる打者になろう。ハマれば糸井（嘉男／日本ハム）だ。
当面のライバル→石川貢（西武）
未来予想図→糸井嘉男（日本ハム）
即戦力度→★★
