失点と自責点(第67回)
誰のせい?
置いて帰った
君のせい
ここまで何とか凌いできた先発投手
試合後半、ついにつかまり
塁上に2人のランナーを残して
マウンドを降りました
あとはリリーフピッチャーに託し
ベンチから勝利を願うのみです
しかし……
次のバッターにヒットを打たれ1点
送球があらぬ方向へ暴投でもう1点
2点を取られてしまいました……
ランナーを出したピッチャーに
2失点がつきますが
自責点は1点だけ
“本来ならば点が入っていない”
と想定される場面やエラーが絡むと
自責点にはなりません
どこまでが自責点になって
どこまでが失点だけになるのか
長年プレーをしても難しいです
文・イラスト=清水はるか(しみず・はるか)/元高校球児の女性イラストレーター。都立高の硬式野球部出身。日本のプロ野球(主にパシフィックリーグ)が好きで、シーズン中は関東の球場に頻繁に出没。野球の絵本にチャレンジ中。ブログ「サークルチェンジに魅せられて」(http://mizuhalu.jugem.jp/)も更新しています。