《2015甲子園監督名鑑〜岩手代表》花巻東を率いる佐々木洋監督
1975年生まれ。黒沢尻北高(岩手)を卒業後、国士舘大でも野球部で活躍。その後、横浜隼人高(神奈川)のコーチを経て、2002年に花巻東の野球部監督に就任。2005年夏には就任後初の甲子園出場を果たした。
「選手を育てる前に人を育てよう」と、人間形成を重視する青年監督。対戦相手のデータ分析や走塁、カバーリングなど、緻密な機動力野球には定評がある。また、投手育成方法は全国トップクラスで、菊池雄星(西武)、大谷翔平、岸里亮祐(ともに日本ハム)を立て続けに輩出。
2009年にはその菊池を擁し、春のセンバツ大会で岩手県勢初となる準優勝。夏もベスト4に進出した。2012年夏にもベスト4へとチームを導いており、今夏も計算された戦術で県勢初の全国制覇を狙う。