高校球児コース別プロ入り物語 村田修一と新井貴浩。球界随一の「愛されスラッガー」の原点とは
「村田さん」と「新井さん」。彼らを呼ぶとき、なぜか「さん」付けで呼んでしまう野球好きは多いのではないか。
身体がよじれるほどのフルスイングを見せたかと思えば、チャンスでは相手の術中にはまりゲッツー。華麗なダイビングキャッチをしたかと思えば、簡単な打球をエラー。ファンを沸かせたり、嘆かせたり…観ていて飽きないのが冒頭の2人、村田修一と新井貴浩なのだ。
前回から連載スタートした「高校球児コース別プロ入り物語」の段階コース編。高校・大学時代を順当に過ごしてプロで大成した【順当型】と、高校時代は無名も、大学時代で覚醒してプロで大成した【覚醒型】を紹介するこのコーナー。
今回は順当型・村田と覚醒型・新井が、どうしてこのようなプレースタイルになったのか、アマチュア時代のキャリアを中心に振り返ってみたい。