昨季とは打撃スタイルが変わった? 1軍再昇格を果たした日本ハム・大嶋匠のブレイクに期待!
2011年ドラフト会議。日本ハムの7位指名に会場がどよめいた。
「大嶋匠 捕手 早稲田大学ソフトボール部」―――。
その年の春から社会人野球セガサミーの練習に参加し、日本ハムの入団テストも受けたとはいえ、ソフトボール選手の指名はあまりにも異例だった。
ルーキーシーズン、春季キャンプの紅白戦では初打席本塁打を記録したものの、開幕してから1軍昇格はなく、イースタン・リーグで60試合、打率.199、3本塁打に終わった。
2年目もイースタンで47試合、打率.202、2本塁打。3年目のシーズン終盤、10月に初の1軍昇格を果たしたが1打数1三振に終わった。4年目の昨シーズンは1軍出場がなく、イースタンで60試合、打率.224、4本塁打。
そろそろ1軍での結果がほしい今季。オープン戦では3打数ノーヒットだったが、左の代打が手薄なチーム事情もあり、初の開幕1軍入りを果たした
出場機会がないまま3月28日に1軍登録を抹消されたが、イースタンでは目を見張る成績を残している。ここまで14試合に出場し55打数19安打2本塁打。打率はイースタン・リーグ5位の.345。50打数以上記録している選手の中ではチームトップの打率だ。