高校野球監督とは甲子園に人生を捧げ、数奇な運命を生きる男たち。己のチームを作り上げ、地元のライバル校としのぎを削り、聖地を目指して戦い続ける。
週刊野球太郎の7月連載では『高校野球 ザ・名監督列伝』と題して、4週に渡り16人の監督を紹介。いずれも今夏の甲子園でもひと暴れしてくれそうな名将ばかりなので、地方大会から戦いぶりをチェックしてほしい。
第3回は作新学院の小針崇宏監督と東海大相模の門馬敬治監督が登場!
(以下、文中一部敬称略)
■小針崇宏(作新学院)
今から11年前の2006年、筑波大卒業後に23歳という若さで名門・作新学院の再建を託され、監督に就任した小針崇宏。
2009年夏に26歳で甲子園出場を果たし、甲子園出場監督の最年少記録を更新。2011年夏にはチームを49年ぶりのベスト4へ導き、一躍「新進気鋭の監督」としてその名を全国に轟かせた。
現在は2011年夏から6年連続で夏の甲子園に出場中で、昨年の夏は、エース・今井達也(現西武)を擁して念願の全国制覇。作新学院にとって1962年以来、54年ぶりの快挙を達成した。