四国四商の雄が帰ってきた。
第46回明治神宮野球大会、高校の部で、公立校から唯一の出場となった香川県立高松商業高校が初優勝を果たした。準決勝では昨年夏の甲子園優勝校・大阪桐蔭(大阪)に競り勝ち、決勝では今春センバツ優勝校の敦賀気比(福井)に終盤で大逆転。強豪校を破っての優勝だけに、その強さは決してフロックではない。
近年こそ甲子園には縁がなかった高松商。だが、オールドファンにとっては高松商こそ、甲子園の歴史を語る上で欠かすことができない学校だ。高校野球史に輝く、高松商野球部の栄光を振り返ろう。