11年目を迎えた交流戦もパ・リーグがセ・リーグに勝ち越した。6年連続10回目だ。
今年は従来のレギュレーションに戻り、セ・リーグの各チームがホームの試合ではDHなし、パがホームの試合ではDHあり、となった。パ・リーグ投手陣は普段、打席に立つことがないだけに、交流戦では打つことができて、嬉しい投手もいるという。また、セのホームで大谷翔平(日本ハム)が先発する場合、大谷の打順は何番なのか? それを考えるだけでも、楽しくなってしまう。
球場に行くファンにとって、投手が打撃で活躍するのは心躍るもの。ヒット1本ですらレアなものを見た気分になり、タイムリーが出ようものなら外野席は異様な盛り上がりを見せる。
しかし、近年、そんなレアな盛り上がりを支える「打てる投手」が減ってきている。セ・リーグも打てる投手が増えれば、交流戦を有利に運ぶことができるのではないか?
そんなわけで今回、歴代球界の打てる投手を紹介したい。歴史を紐解くとまさに「9人目の野手」のみならず、二刀流もできたのでは? という選手もいたのだった。