《プロ野球コスパランキング》投手編・年俸から1登板数あたりの金額を割り出してみた【先発&リリーフワースト5】
《先発投手編・1登板の値段ワースト5》
(8月31日現在の成績で集計・先発10試合以上)
1位 金子千尋(オ) 35,714,286円
14登板 推定年俸5億円
2位 杉内俊哉(巨) 29,411,765円
17登板 推定年俸5億円
3位 攝津正(ソ) 25,000,000円
16登板 推定年俸4億円
4位 黒田博樹(広) 20,000,000円
20登板 推定年俸4億円
4位 バンデンハーク(ソ)20,000,000円
10登板 推定年俸2億円
《先発投手・ワースト編》
先発ワーストランキングでは、やはり金子千尋(オリックス)の名前が挙がってくる。今季の金子は、故障もあったとはいえ、5億円という年俸に見合うパフォーマンスをみせることができなかった。球界屈指の投手であることは衆目の一致するところ。来季の巻き返しに期待したい。
ワースト4位タイではあるが、黒田博樹に関しては、ファンも納得のコスパかもしれない。22試合の登板で9勝6敗、防御率2.59。黒田の存在感なくして、今季の広島の上位争いはありえなかった。
《リリーフ投手編・1登板の値段ワースト5》
(8月31日現在の成績で集計・リリーフ20試合以上)
1位 平野佳寿(オ) 9,677,419円
31登板 推定年俸3億円
2位 山口鉄也(巨) 6,956,522円
46登板 推定年俸3億2000万円
3位 呉昇桓(神) 5,454,545円
55登板 推定年俸3億円
4位 森福允彦(ソ) 5,000,000円
32登板 推定年俸1億6000万円
5位 浅尾拓也(中) 4,800,000円
25登板 推定年俸1億2000万円
《リリーフ投手・ワースト編》
リリーフワーストランキングでは、さすがに高年俸投手がズラリと並んだ。1億円以上の年俸になると、なかなかコスパは良くならないだけに、ここは内容も合わせて見ていく評価する必要がある。
3位の呉昇桓(阪神)は優勝争いしながら8月末までに55試合にリリーフ登板。9月16現在まで、登板数は61まで増えており、セ・リーグ堂々1位の40セーブを記録している。
同じく表中にはないマシソン(巨人)は、8位にランクされている。推定年俸は1億5000万円で、1登板数あたり約280万円。8月末まで52試合に登板しており、その数字自体は評価されるべきものかもしれないが、大事な場面で打たれる場面が目立つ。9月9日には8敗目を喫したマシソンの不安定なピッチングが、巨人がペナントレースで抜け出せない要因のひとつと言えそうだ。
文=藤山剣(ふじやま・けん)