今年の交流戦も終盤戦に突入。印象に残った試合は数多くあった。その中の1つに、大谷翔平(日本ハム)が自身最速タイの160キロをマークしたこと。それも1試合ではなく、何試合でも記録したことが思い出される。
そのニュースには必ず、日本人最速の161キロを記録したヤクルトの由規(よしのり)の名前が紹介されていたはずだ。その由規が、先日14日、2軍の混成チームであるフューチャーズ戦に先発登板。1回を2三振、無安打無失点に抑えた。球団スタッフのスピードガンでは最速155キロをマークし、150キロ台のストレートを連発したという。
故障に泣かされ続け、実に792日ぶりにマウンドへ帰ってきた由規。知る人ぞ知る、由規の苦難の歴史を振り返ってみよう。